の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「地面が隆起する」「事業が隆興する」など、「隆」を使った言葉からは成長して上に突き出す力強さを感じさせます。昔からよく名前で見かける漢字なので何か良い意味がありそうですが、具体的にどんな漢字かご存知ですか?「隆」を使って素敵な名付けができるように漢字の意味や由来など、名付けのポイントをご説明します。

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「隆」漢字の読みや画数の基本情報

画数 11画
音読 リュウ
訓読 さか(ん)、たか(い)
名乗り お、おき、しげ、たかし、とき、なが、もり、ゆたか、る
意味

1. 高い。高める
2. 貴ぶ
3. 盛ん。栄える
4. 多い。長い

由来/
成り立ち
「コザトヘン」は神様が上り下りするハシゴ、「夂」は足あと、「生」は草木が生える様子を表す。全てを組み合わせて「神が下りてきて、一気に草木が芽吹く」様子を表現している。
説明の
仕方
「法隆寺(ホウリュウジ)」の「隆(リュウ)」

「隆」の意味や由来は?

丘

「隆」は「高い」「盛ん」「多い」など、「上に突き出す」「盛り上がる」などの様子を表した漢字です。この成り立ちは漢字を「コザトヘン」とツクリの「夂」「生」に分けると見えてきます。

「コザトヘン」は神様が天と地上を上り下りするハシゴを表し、「夂」は足あと、「生」は草木が生える様子を表しています。全てを組み合わせると「神様が下りてきて、地上に足をつけ、一気に草木が芽吹く」様子を表したのが「隆」です。ここから、何もないところが一度に発展・繁栄する様子がうかがえ、「盛ん」「多い」「高い」などの前向きな意味が生まれたのです。

「リュウ」の響きで使われる「隆」

明治安田生命の名前ランキングによると、「隆」は古くは1935年から名前に使われていました。
当時、男の子の名前で「タカ」や「タカシ」の響きで広く用いられ、ランキングの上位にも入る人気の名前でした。その後、1950年代には戦後の日本を立て直す時期であったため、「日本が繁栄していくように」と願いを込めて「隆」が名前によく使われるようになりました。その人気はしばらく続き、同ランキングで1967年までほぼ毎年、男の子の名前でトップ10に入るほどでした。
最近では、音読みの「リュウ」の響きで名前によく使われ、隆太(リュウタ)や隆之介(リュウノスケ)、隆成(リュウセイ)、隆二(リュウジ)などが見られます。

女の子なら「タカ」の響きで隆音(タカネ)、隆帆(タカホ)など、「隆」に柔らかい女の子らしい印象を与える一字を組み合わせてあげるのがポイントです。

「隆」にはどんな願いや想いが込められる?

力強さ

「隆」は、漢字がもつイメージや、熟語などから願いや想いをこめられます。

「隆」には上に飛び出ようとする「盛り上がり」「上昇志向」や「地道な努力」「力強さ」などのイメージがあります。ここから「上へ上へと成長するように」「力強く大きく育ってほしい」などと願いを込められます。
熟語の「世運隆替(セウンリュウタイ)」は「世の中の情勢が、時代の流れとともに浮き沈みすること」を表す四字熟語です。「盛り上がる」だけではなく、「沈むこと」もしっかりと見据えて「時代の波を見極め、大きな結果を残せる人に」「成功も失敗も学びながら、自分を成長させてほしい」と願いを込めることができます。
ほかにも「さかんな運命」を意味する「隆運」という言葉を活かして「隆運が舞い込むような人生を」と願いを込めることもできますよ。

「隆」は上昇や伸びやかさを表す良い意味をもった漢字です。安心して名付けに使ってくださいね。

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