博の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「博」の字にどのようなイメージをおもちですか?「博識」「博学」などの言葉から、「賢い」「聡明」な印象を受ける人もいれば、ひょっとすると地名の「博多」を連想する人もいるかもしれません。様々な場面で目にする「博」は、一字でどんな意味をもつ漢字なのでしょうか。名付けのポイントをご説明します。
更新日:
「博」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 12画 |
---|---|
音読 | ハク、バク |
訓読 | すごろく、ひろ(い)、ひろ(める) |
名乗り | とうる、とおる、はか、ひろし、ひろむ |
意味 | 1. 広い。ゆき渡っている。大きい
|
由来/ 成り立ち |
「十」は「十分、完全、全部」の意味、「尃」は手で田畑に苗を植える様子を表すことから、「博」は「田畑に広く苗を植える」情景を表現している。 |
説明の 仕方 |
博多の博、博物館の博 |
「博」の意味や由来は?
「博」の意味には「ゆき渡っている」「広く通じている」「大きい」などがあり、これらをまとめて「広い」と表現されます。どうしてこの意味になったのかは「博」の漢字の成り立ちから解釈できます。
「博」の右側にある字はもとは「尃」と書きました。「寸」の上が「田」ではなく、線が下に飛び出した「甫」だったんですね。その「甫」は、苗木を田畑に植える様子を描いており、これに手を表す「寸」を組み合わせて、手で田畑に苗を植える様子を表現していました。ヘンの「十」は縦横に線がのびて全方位に向いていることから、「十分、完全、全部」の意味があります。これら2つを組み合わせて「博」は「田畑に広く苗を植える」様子から転じて、「広い」となりました。
そのほかにも、経緯は不明ですが「得る」の意味があり、「大好評を博(はく)する」という言葉に使われます。
ちなみに、福岡県の「博多」に「博」が使われているのは当て字です。「ハカタ」の語源には諸説あり、地形が羽形に似ていることが由来ではないか、と言われています。
歴史の重みを感じる「博」
「博」は昔から名前によく使われてきた漢字です。初代内閣総理大臣・伊藤博文の名前にも「博」の字が見られますね。古くは鎌倉時代や室町時代から名前に使われ、名前としての歴史がある漢字です。明治安田生命の名前ランキングによると、男の子に名付けられた一文字名前の「博(ヒロシ)」は、1920~1960年の41年間連続でトップ10にランクインしています。特に、戦後の復興期は日本の「広範囲」に及ぶさらなる成長を願って「博」が人気になり、1946~1954年までトップ5を維持しています。
最近では、男の子、女の子ともに漢字を組み合わせて使われることが多く、そのほとんどが「ヒロ」の響きです。男の子なら博都(ヒロト)や博生(ヒロキ)など、女の子なら博乃(ヒロノ)や博美(ヒロミ)、千博(チヒロ)などが考えられます。
「博」は直線が多い字面なので、やわらかい印象の字と組み合わせると女の子らしさを表現できますよ。
知的さと愛の溢れる「博」
「博」の一字にはどのようなイメージがありますか?「博」を使った熟語はたくさんあるので、そこからイメージを膨らませてみましょう。
「博」がもつ「広い」の意味から生まれた熟語で「広範囲に及んで知識がある」様子を表す「博学」「博識」や、「美術、歴史、自然など幅広く展示されている施設」を表す「博物館」などがあります。様々な分野に手広く通じる様子からは「知的で聡明」なイメージがありますね。
さらには、「広い心ですべての人を愛すること」を表す「博愛」という熟語もあります。「博愛」といえば青、白、赤色が並んでいる有名なフランス国旗の赤色が指し示す言葉でもあります。ここからは、人種や国、宗教に関係なく、全人類が平等だとする「壮大」で「愛情深い」様子も想起できそうです。
これらのイメージを活かすと「豊富な知識を蓄えて聡明な子に成長してほしい」「心の広いおおらかな子に」「寛大な心で人を愛せる人に育ってほしい」と願いを込めることができそうです。
「博」には「広がる」「広める」といった隅々まで行き渡るようなイメージがあります。このイメージを活かして素敵な想いの込もった名前をプレゼントしてあげてくださいね。