の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「悠人(ユウト)」「隼人(ハヤト)」「健人(ケント)」など、男の子の止め字で「ト」の響きに当てられてよく使われる「人」の漢字。利用頻度の多さから、数ある漢字の中でもトップ10に入る人気の字です。この「人」の字を使って、願いの込もった素敵な名前を考えられるように名付けのポイントをご説明します。

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「人」漢字の読みや画数の基本情報

画数 2画
音読 ジン、ニン
訓読 ひと
名乗り きよ、さね、じん、たみ、と、ひとし、ふと、むと、むと、め
意味

1. 人。人間。人類
2. 人柄。性質。人品
3. 人ごとに
4. 人を数える言葉。にん

由来/
成り立ち
「人」は猫背で手をだらんと垂らした人の形を表している。
説明の
仕方
人間の人。ヒト

「人」の意味や由来は?

人

「人」は「人間」を表す漢字として有名ですね。この漢字の成り立ちは「人と人が支え合っている様子」から生まれたと耳にしたことがあるかもしれませんが、本来の成り立ちは違います。
現存する最古の漢字書体『甲骨文字』の中では、「人」は左に伸びている線が今より短く、右に伸びている線がほぼ垂直に下におりたような字の形をしており、猫背で手をだらんと垂らした人の形を表していました。
その後に、「人」は一人ずつ顔や体の特徴、性格が異なるので「人柄、性質、人品」などの意味ももつようになりました。

男の子の止め字に大人気の「人」

「人」は「ト」の響きで男の子の止め字に大人気の漢字です。明治安田生命の名前ランキングによると、たとえば悠人(ユウト)は2004年〜2015年までほぼ毎年トップ50にランクインし、2014年に限っては6位にランクインするほどの人気名前です。2000年以降、ほかにも隼人(ハヤト)や健人(ケント)、結人(ユウト)、海人(カイト)など、様々な漢字と組み合わせて「人」の字はランクインしています。
人気のポイントは画数が少なく、すっきりした印象でどんな漢字とも組み合わせやすい点です。そのため、2010~2015年の6年間、多くの組み合わせで使われ、数ある字の中でもトップ10に入る名付けの人気漢字となっています。

また、「ヒト」の響きを使えば男の子なら明人(アキヒト)や康人(ヤスヒト)、名前の先頭で人志(ヒトシ)、人成(ヒトナリ)など、女の子であれば人美(ヒトミ)や人恵(ヒトエ)と使われることもありますよ。

人生の指針を「人」に込めて

「人」は単に「ト」の響きに当てて使われることが多いですが、せっかくなら成長する姿も想像しながら願いや想いを込めてあげたいですね。

たとえば「人」はそれぞれ違う個性があるので、わが子にも「自分なりの個性を大事に生きてほしい」と想いを込めることができますね。
また、組み合わせる漢字をメインに願いを込めて、「どんな人」になってほしいかも表現できますよ。悠人で「落ち着いたおおらかな人に」、優人で「優しい人に」、直人で「素直な人に」など様々な願いが込められます。

「人」の字面は左右に末広がりになっているので、縁起の良さもうかがえます。「繁栄・発展」の願いを込めて「人」の一字を贈ることもできそうですね。

生まれてくる赤ちゃんがこれからどんな大人に成長していくのか楽しみですね。その子ならではの個性を「人」に込めて素敵な名前をプレゼントしてあげてください。

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