の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「充実した生活」「充足する」「充分な休養」など「充」を含む言葉からは「満ち足りている」雰囲気があります。ここから生まれた「ミチ」「ミツ」などの響きで「充」は男の子、女の子どちらの名前にも使われます。「充」を使って素敵な名前を考えられるように漢字の意味や由来、名付けのポイントをご説明します。

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「充」漢字の読みや画数の基本情報

画数 6画
音読 ジュウ
訓読 あ(てる)、み(ちる)
名乗り あつ、たかし、ただ、まこと、み、みち、みつ、みつる、よし
意味

1. 充ちる。充たす
2. 充てる。充たる
3. ふさぐ。おおう
4. 備える。あてがう
5. 多い。わずらわしい

由来/
成り立ち
「充」は「儿」が人の足を、カタカナの「ム」に似た部分が上半身を表して「ふくよかな人」の姿を描いた。
説明の
仕方
充実の充、充電の充

「充」の意味や由来は?

満ちる

「充」には「いっぱいになること」を表す「充(み)ちる、充(み)たす」や、「割り当てる」ことを表す「充(あ)てる」などの意味があります。この由来には諸説あるので、ここでは2つの成り立ちをご説明します。どちらも漢字の形が深く関係しています。

1つ目の説では「充」は下部の「儿」が人の足を、「𠫓」が上半身を表して「ふくよかな人」の姿を描いたといわれています。「ふくよかな人」は、体力や気力に溢れているため、「充ちる」と意味するようになったわけです。

もう1つの説でも同様に「儿」は足を、「𠫓」が「子」の字を反転させた文字を表し、「(成長して)二本足で歩けるようになった赤ちゃん」を描いたといわれています。ここから、「成長して大きくなる→中身が詰まる」と変化し、「充ちる」の意味をもつようになりました。

「ミツ」「ミチ」の響きで使われる「充」

「充」は一文字名前の充(ミツル)や、縮めた「ミツ」「ミチ」の響きに対して、別の漢字を組み合わせて名前に使われます。なかでも、最近では「ミツキ」「ミチル」の響きで使われることが増えています。「ミツキ」の響きに合わせるなら充希や充生、充月、「ミチル」の響きなら充瑠などが考えられます。男女どちらの名前にも使われるので、組み合わせる漢字で性別を表現すると良さそうです。

そのほかにも男の子なら充彦(ミツヒコ)や充孝(ミツタカ)、充晃(ミツアキ)など、女の子なら充歌(ミツカ)、充穂(ミツホ)と名前に使われます。

心の豊かさが感じられる「充」

「充」の意味である「充ちる」「充たす」から連想すれば様々なイメージができます。たとえば「充たされている状態」というのは、「必要なものが十分に備わっていること」を意味します。ここから「豊か」のイメージが出て、その充実した生活は生気に充ちたエネルギッシュで「健康的」な様子を表し、ひいては人々の「幸福」につながるのです。
また、「充てる」と使えば「足りない所を補う」様子が連想できるので、人間関係に当てはめて「欠点を補う」と言い換えると、「協力、協調」のイメージも出てきます。
このように「充」の漢字には「豊か」「健康的」「幸福」「協力、協調」などのイメージがあります

こうして「充」に願いや想いを込めるなら、「すくすく元気に成長してほしい」「豊かで幸せな人生を送ってほしい」などが考えられます。
「豊か」「協力、協調」のイメージを活かせば「感情表現が豊かで、愛される人に」「友達と助け合いながら生きてほしい」と願いを込めることもできます。

「充」は「充ちる」「充たす」の意味から「わが子の幸せ」を願うことも、「その子が周囲を幸せにする」ような願いも表現できます。漢字の意味やイメージを理解して、素敵な想いを子供の名前に込めてあげてくださいね。

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