の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

男の子の名前で「ソウマ」や「ソウスケ」など、「ソウ」を使った響きは人気があります。その「ソウ」の響きに当ててたびたび使われる「壮」。漢字がもつイメージを活かして素敵な名前を考えられるように、「壮」の名付けのポイントをご説明します。

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「壮」漢字の読みや画数の基本情報

画数 6画
音読 ショウ、ソウ
訓読 さか(ん)
名乗り あき、お、さかり、さかん、たけ、たけし、まさ、もり
意味

1. 年齢が若く元気な時。その年ごろ
2. 立派で大きい。気力が溢れている
3. 大きくする。盛んにする
4. 陰暦8月の別名「壮月」

由来/
成り立ち
「爿」は机を描いた字で「長く高い」様子を表し、「士」は小さな鉞(まさかり)の形を表す。2つを合わせて「(まさかりをもつような)背丈が高く身体も丈夫な男性」を表現した。
説明の
仕方
壮大の壮

「壮」の意味や由来は?

壮大な風景

「壮」には「年齢が若く元気な時」「立派で大きい、気力が溢れている」などの元気で活発な様子が伝わってくる意味があります。

これらの由来は、「壮」の旧字体である「壯」を「爿」と「士」に左右に分解すると読み解けます。
「爿」は机を横から見た形で、ここでは「長く高い」様子を表し、「士」は戦士の身分を示す小さな鉞(まさかり)の形を表し、組み合わせて「(鉞をもつような)背丈が高く身体も丈夫な男性」を表現しています。心身ともに健康で、エネルギーに充ち溢れている様子から先ほどの意味が生まれました。「爿」の字は将軍の「将」の字にも使われていたり、「士」は戦士、兵士の「士」で使われたりしていることからも「勇ましい様子」が何となく想像できそうです。
また、草花が盛んに成長する8月前後を、「壮月(ソウゲツ)」と呼ぶこともあるそうですよ。

人気の「ソウ」の響きをもつ「壮」

「壮」は音読みの「ソウ」の伸びやかな響きで名前によく使われます。明治安田生命の名前ランキングによると、近年男の子の名前で「ソウマ」や「ソウスケ」など「ソウ」を使った名前は人気があり、なかでも「ソウタ」は2004~2015年まで常にトップ10にランクインするほどです。これらの人気の響きに当てて壮磨(ソウマ)や壮輔(ソウスケ)、壮太(ソウタ)と使われます。
使用例は多くありませんが女の子の名前にも使われます。その場合は「アキ」の名乗りを使って壮穂(アキホ)や壮奈(アキナ)などが考えられます。

ちなみに「壮」の旧字体である「壯」も名前に使えます。漢字がもつ意味は「壮」と「壯」どちらも同じですが、画数それぞれ6画と7画で違いがあることは覚えておいておきましょう。

「壮」がもつイメージは?

「壮」は漢字の成り立ちや意味からすぐに「勇ましい」、気力に溢れて「元気いっぱい」な様子が連想され、これらのイメージは熟語にも反映されています。「壮年」とは「成人した大人の中でも1番気力に充ちている30歳前後」を指しますし、「壮快」と使えば「元気に溢れ気持ちが良いこと」を表します。
また、「勇ましさ、盛ん」である様子は「気が大きい」ことを表し、そこから物理的に「大きい」様子に展開して「壮大」「壮観」と使えば「スケールの大きさ」や「とても広い」様子がイメージされます。

活発になる想いを「壮」に込めて

「壮」のこれらの活力あふれるイメージを使えば様々な願いや想いを込めることができますよ。
たとえば「勇ましい」「元気いっぱい」のイメージを使うと「どんな困難でも乗り越えられる心の強さを身につけてほしい」「健康でいつも力いっぱい走り回れる子に」と願いを込めることもできます。
「壮大」のイメージを使えば「スケールの大きい人になってほしい」「大きく深い心で皆を包み込んでほしい」と込めることもできますね。

「壮」は気力に満ち溢れた元気いっぱいな様子を想像させてくれる一字です。強くたくましい子に育つよう「壮」に素敵な願いを込めて名前をプレゼントしてあげてください。

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