色の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「色」という漢字からは色鉛筆や絵の具などが並んでいる、色彩豊かな様子が連想されませんか?「イロ」という特徴的な読みや丸みのある字面から女の子の名前に使われることがある漢字です。「色」を使った素敵な名前を考えられるように漢字の意味や由来、名付けのポイントをご説明します。
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「色」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 6画 |
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音読 | シキ、ショク |
訓読 | いろ |
名乗り | しこ、つや |
意味 | 1. 色。色彩。おもむき
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由来/ 成り立ち |
「巴」はひざまずいた人の形、その上の「ㇰ」も人の姿で、人が重なる様子を表す。人と人の間に生まれる「包み込むような愛情」を意味するように。 |
説明の 仕方 |
色鉛筆の色 |
「色」の意味や由来は?
「色」はそのまま「色、色彩」などを表す漢字です。青色や赤色と使われる「色」ですね。なぜこの漢字が色彩の意味をもつかは、文字の成り立ちを見るとわかります。
「色」の下部分の「巴」は、ひざまずいている人の形を表現し、その上にある「ㇰ」も人の姿を現します。つまり、ひざまずいている人の上にさらに人が乗っかる様子で、人の上に人が覆いかぶさることで「包み込むような愛情=男女の情愛」を表すようになりました。愛し合う男女の感情の高揚から「顔色」を意味するようになり、顔色は変化することから「色彩」の意味が生まれたのです。
加えて、色の変化を自然の変化に重ねて、「秋の色が深まる」というように「おもむき」の意味にもなりました。
名付けで特徴的な「イロ」の響き
「色」は頻繁に名前に使われる漢字ではありませんが、「イロ」という珍しい響きを活かして特徴的な名前に使われます。音色(ネイロ)や妃色(ヒイロ)、色羽(イロハ)などのように、どこか柔らかい雰囲気で女の子にピッタリですね。
それほど多くはありませんが、男の子の名前でも使えます。飛色(ヒイロ)や陽色(ヒイロ)、十色(トイロ)など、響きが特徴的ですね。ただし、性別がわかりにくくなりやすいので、男の子だと分かるような漢字を組み合わせて使うようにしてくださいね。
「色」がもつ幅の広さ
「色」といえば、絵の具や色鉛筆をイメージしてカラフルで「彩り鮮やか」な印象を与えます。色とりどりの情景を思い浮かべると気分も盛り上がるので、「明るくにぎやか」なイメージをもつ人もいます。
また、色の多さや濃淡による段階的な変化、混ぜることによる表現の自由度から、芸術家のように制作意欲をかきたてる「発想豊か」なイメージもありますね。
ただ、漢字の成り立ちから考えると「色」は男女の愛を表しているので、「性」を連想する部分もあります。「好色」や「色欲」などの言葉に使われることもあり、名前に使うことを好まない人もいることは覚えておきましょう。
カラフルな「色」がもつ可能性を込めて
「色」の一文字には、赤や青などの特定の色ではなく、あらゆる色をあわせもった情景が浮かびます。色がもつ鮮やかな色彩やカラフルなグラデーションの様子を想像すると、そこから「様々な可能性を秘めた子になってほしい」「あらゆることに興味をもてる好奇心旺盛な子に育ってほしい」といった願いを考えることができますね。
また、漢字の成り立ちの「男女の愛情」から派生させて、「人を愛し、愛される存在になるように」「素敵な人に出会える、あでやかな人になりますように」と考えてあげるのも素敵です。
「色」がもつたくさんの可能性と赤ちゃんのこれからの可能性を重ねて、素敵な願い込めた名前をプレゼントしてあげてください。