の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「修吾(シュウゴ)」や「恵吾(ケイゴ)」など男の子の名前でよく目にする「吾」。数ある漢字の中でも「ゴ」の響きで使われる代表格はこの字です。字面もシンプルで名前に使いたくなりますが、どのように使われるのでしょうか。「吾」を使って素敵な名付けができるように漢字の意味や由来、名付けのポイントをご説明します。

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「吾」漢字の読みや画数の基本情報

画数 7画
音読
訓読 わ(が)、われ
名乗り あ、ごろう、みち、わが
意味

1. 自分。自分の。われ
2. 相手を親しんで呼ぶときにそえる語。「吾子(あこ)」
3. とどめる。防ぐ

由来/
成り立ち
「口」は神様へのお祈りに使う器を、「五」は木の枝を交差させて2重に重ねた蓋(フタ)を表す。ここから「吾」には「(祈りの効果を)とどめる、防ぐ」の意味がある。
説明の
仕方
漢数字の「五(ゴ)」の下に「口(クチ)」

「吾」の意味や由来は?

自分

「吾」は一字で「ワレ」と読んで、「自分、私」など1人称を表します。小説家・夏目漱石が書いた有名な小説「吾輩は猫である」にも「吾」は使われていますよね。どうしてこの意味をもつのか漢字を「五」と「口」に上下に分解して見ていきます。

「口」は神様へのお祈りに使う器のことで、「五」は木の枝を交差させて2重になっている蓋(フタ)を表します。「口」の上に「五」を置いて「吾」は「(祈りの効果を)とどめる、防ぐ」の意味でもともと使われていました。

漢字ができた当時、「自分、私」の意味をもった漢字がなかったために「吾」が当てられて、現在のように「吾=ワレ」と定着しました。そして徐々に「とどめる、防ぐ」の意味で使われなくなっていったのです。

「ゴ」の響きの漢字といえば「吾」

「吾」は音読みの「ゴ」の響きで男の子の名前に使われる定番の漢字です
たとえば、圭吾(ケイゴ)や将吾(ショウゴ)、大吾(ダイゴ)などの名前で明治安田生命の名前ランキングにも何度かランクインしています。
「ゴ」の響きをもつ漢字という印象があり、女の子の名前には当てにくいので使用例はあまりありません。名付けに関する書籍にも使用例はほとんど掲載されていないようです。

「ゴ」の響きで使われる漢字は他にも「悟」「梧」などがあり、どれも「吾」をもとにしてできています。どの漢字を使おうか迷ってしまう人もいるかもしれませんね。「吾」の一番の特徴は字面がシンプルで、ヘンとツクリに分かれない点です。もちろん、漢字がもつ意味や画数の違いもあるので、組み合わせる字とのバランスも見ながら名前を考えてみましょう。

「吾」にはどんな願いや想いが込められる?

「吾」はそれほど強い意味をもたないので、名前に使う場合には、たんに「ゴ」の響きに当てて使われることが多いようです。そのため、組み合わせる別の漢字を中心に願いや想いを込めてあげてください。

もし「吾」に願いを込めるのであれば、「自分」を意味することから「自分をしっかりもち、意見の言える子に」などが考えられます。また、本来もっていた「とどめる、防ぐ」の意味から、「困っている人を守ってあげられる人に」などと表現することもできそうです。

「吾」は「ゴ」の響きで使う定番の漢字です。「吾」を使って素敵な名前を贈ってあげてくださいね。

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