の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「将来」「未来」と使われることから、「希望」や「可能性」を感じさせてくれる「来」の漢字。子供の名前に使ってみたいと考える人も多いのではないでしょうか。素敵な名前を考えられるように、「来」の意味や由来、どんな読み方があるのかなど名付けのポイントをご説明します。

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「来」漢字の読みや画数の基本情報

画数 7画
音読 ライ
訓読 きた(す)、きた(る)、く(る)
名乗り き、きたる、くる、こ、な、ゆき、ら
意味

1. 来る
2. 至る。帰る
3. きたす。来させる。招く
4. …から後。このかた
5. これから先。将来。未来
6. 語勢を強めるために添える助字
7. 助字。動作の方向を示す
8. ねぎらう

由来/
成り立ち
もとは「來」と書いた。「來」は畑に立っている「麦」を表し、「天から与えられる恵み」ということで「来る」の意味に。
説明の
仕方
未来の来

「来」の意味や由来は?

麦

「来」はもともと「來」と書かれ、ここから漢字の成り立ちが理解できます。「來」は畑に立っている「麦」を描いた字で、「來」の縦に伸びる中心の線が土から芽吹いた茎、「人」が2つ並んでいる部分は実を表現しています。
古代中国において、「麦」は神様が人々にもたらした恵みの穀物だと考えられていました。そこから、「神様からもたらされる→やってくる」と変化して「来る」の意味が生まれました。さらに、時間的に「やってくる」もの、すなわち「将来、未来」の意味でも使われるようになりました。

ちなみに「来」も「來」も名前に使うことができる漢字で、意味も同じです。画数は「来」が7画、「來」が8画と違いがあるので、名前を考える際の1つの判断基準になるかもしれません。

たくさんの響きをもった「来」

「来」は音読みの「ライ」、それを縮めた「ラ」、「クル」「ク」「キ」など様々な響きをもつことから男の子、女の子両方の名前に使われます

どちらかというと女の子の名前で人気があり、「未来」と書く名前で明治安田生命の名前ランキングに定期的にランクインしています。「来」がもつ多様な響きを活かして「ミキ」「ミク」「ミライ」「ミクル」と様々な読みが当てられています。1999年には、次の新しい世紀を迎えることもあってか、「未来」は特に人気がでて女の子の名前の1位に輝いています。

男の子であれば、「キ」の響きを止め字に使って陽来(ハルキ)や康来(コウキ)、智来(トモキ)などの名前が考えられそうです。
ほかにも「ライ」の響きで来翔(ライト)や「ク」の響きで李来(リク)などの例も見られます。

男女どちらの名前にも使われるので、組み合わせる漢字で性別を表現するとよいかもしれません。また、読み方が多いため「一読できない」との声もあることは覚えておきましょう。

幸福な未来を感じさせる「来」

「来」は「将来、未来」など今後の大きな可能性、期待感をもたせてくれる漢字です。これから生まれてくる赤ちゃんの輝かしい人生を願うにはピッタリの漢字といえそうですね。
「これから良い出会いが訪れますように」「幸せが舞い込む人生を願って」と「来」の一字を贈るのもいいでしょうし、「来」を使ったことわざの「笑う門には福来る」とかけて「笑顔を忘れない子に」と願いを込めることもできそうです。

これから生まれてくる赤ちゃんには、どんな未来が待っているのでしょうね。「来」に素敵な願いを込めて名前をプレゼントしてあげてください。

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