の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「修」は、「修平(シュウヘイ)」のように音読みの「シュウ」の響きや、「オサム」の一文字名前でよく名付けに使われます。熟語を連想すると「修理」「必修科目」「修行」など、「直す」様子や「勉強」に関係した言葉だと想像できますが、一体どんな意味があるのでしょうか。「修」の意味や由来、名付けのポイントをご説明します。

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「修」漢字の読みや画数の基本情報

画数 10画
音読 シュ、シュウ
訓読 おさ(まる)、おさ(める)
名乗り あつむ、おさむ、さね、なお、なが、ながき、ながし、のぶ、のり、ひさ、まさ、みち、もと、もろ、やす、よし、よしみ
意味

1. 正しくする。学ぶ。おさめる
2. 正しくなる。整う。おさまる
3. 長い
4. 良い。優れている

由来/
成り立ち
「攸」は禊(みそぎ)をして心身ともに清めている姿を、「彡」は「美しい様子」を表現している。2つを組み合わせて、「美しく整えられた」様子を表す。
説明の
仕方
修行の修、修理の修

「修」の意味や由来は?

本

「修」には「正しくする、学ぶ、直す」などの様々な意味があり、これらをまとめて「おさめる」と表現します。どうしてこのように様々な意味をもつ漢字になったのか、「修」という字の成り立ちから由来を読み解いてみましょう。

「修」を分解すると、「攸」と「彡」の二つの字に分けられます。「攸」は人の背中に水をかけて、心身を清めている姿を表します。「彡」は、「彩」の字などにも使われていますが、流れる髪の毛の「美しい様子」を表現しています。この2つを組み合わせて、心身ともに清められ「美しく整えられた」様子を表現しています。ここから「(整えて)正しくする」の意味や、正しい行動ができるように「学ぶ」、間違いを「直す」といったように派生し、多くの意味をもつようになりました。そして、これらの意味は正しい方向に向かって収束していく雰囲気があるので、まとめて「おさめる」と表現するようになったのです。

「おさめる」と使われる言葉は他にも「納」「収」「治」などが挙げられますが、上記のように「修」には「正す、学ぶ」というニュアンスが含まれています。「学(位)を修める」という言葉はここからきています。

昔から名前に使われている「修」

「修」はもともと「オサム」の一文字名前でよく使われていました。明治安田生命の名前ランキングによると、戦後の1945〜1965年まで21年連続でトップ10に入るなど、その人気ぶりがうかがえます。当時はほかにも「」「茂」「豊」などの名前が人気で、「日本を立て直してより良くしていこう!」という強い想いが様々な名前に込められていたようです。

最近では音読みの「シュウ」の響きで男の子、女の子どちらの名前にも使われ、男の子なら、修平(シュウヘイ)や修斗(シュウト)、修吾(シュウゴ)など、女の子なら修花(シュウカ)や縮めた「シュ」の響きで修里(シュリ)などが考えられます。どちらかというと男の子の印象がある漢字なので、女の子にはやわらかい雰囲気の漢字を組み合わせてあげましょう

「修」でひたむきに前進する子に

「修」がもつ「正しくする、学ぶ」の意味から連想すると、間違ったものを正そうとする「真面目」で「誠実」な様子や、優れた人になるために自分を磨く「向上心」や勉強に励む「努力家」「賢い」といったイメージも連想できます。
「修理」「修正」「改修」などの熟語は「問題点を改善してよい状態に戻す」ことを意味するので「改善、改良」や「進歩、発展」という言葉でイメージをとらえることもできるかもしれません。

これらのイメージを活かせば、「愚直に努力できる子に」「高みを目指して向上心をもった子に」「反省・改善を繰り返し、発展に貢献できる人に成長してほしい」などの想いを「修」に込めることができますよ。

「修」のもつ意味を理解し、漢字のイメージを膨らませると輝かしい願いが思いつきそうですね。子供にどのように成長してほしいのか想いを馳せながら、ぜひ素敵な名前を考えてあげてください。

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