の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「望」という漢字は「希望」や「願望」などの熟語に使われていることから、「希望をもって生きてほしい」など様々な想いを込めて名付けに使われています。しかし、いざ名前に使おうとしたときに、どんな組み合わせや読み方で使われているか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。「望」を使った名付けのポイントをご説明します。

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「望」漢字の読みや画数の基本情報

画数 11画
音読 ボウ、モウ
訓読 のぞ(む)、もち
名乗り のぞみ、のぞむ、み
意味

1. のぞむ。願う。見渡す
2. のぞみ。願い。眺め
3. 恨む。憂える
4. もち。もち月。満月
5. 祭りの名前

由来/
成り立ち
もとは「朢」と書いた。「月」はそのまま月を、「壬」は人がつま先立ちをしている様子を表現し、後に「臣」は「ボウ」の読み方を表す「亡」に置き換えられて現在の形に。
説明の
仕方
希望の望、「ノゾミ」

「望」の意味や由来は?

遠くを見る

「望」はもともと別の字形をしており、「王」の上に「臣」という字が置かれただけの漢字でした。「臣」は目を、「王」は当初「壬」と書いて、つま先立ちの人を表していました。ここから、2つを組み合わせた漢字には、背伸びをして「(遠くを)のぞみ見る」という意味がありました。時代が下ると、「月」の字を加えて、「朢(ボウ)」と書くようになり、めったに見られない満月を待ち遠しく思う気持ちを表現するようにもなり、「満月」の意味も生まれました。その後、「朢(ボウ)」という漢字の中に「ボウ」の音をもつ漢字が含まれていないので、「臣」を「亡」に変えて「望(ボウ)」と現在の形に変化させました。こうして「望」は「望む、遠くを見渡す」「満月」などの意味をもつ漢字となりました。

「ミ」の響きに当てられる「望」

「望」は女の子の「ミ」の響きによく使われる漢字です。明治安田生命の名前ランキングによると、女の子の名前で「ミユ」「ミオ」などの響きは人気があり、これに「望」を当てて望由や望結、望緒や望央などと使われます。
男の子でも政望(マサミ)や大望(ヒロミ)など「ミ」の響きを当てた名前を考えることができます。

また、数少ない「モ」の響きをもつ漢字でもあります。「モ」の響きを持つ漢字は「」「百」「雲」などくらいで、他の響きに比べると選択肢が多くありません。そのため、願いも込めやすい「望」の字を用いて望絵(モエ)や望佳(モカ)、萌望(モモ)などの名前に使われることがあります。
一文字名前の「望(ノゾミ、ノゾム)」としても使われます。

様々な願いを連想させる「望」

これから生まれてくる赤ちゃんは、家族にとってまさに「待ち望んだ」存在です。そのわが子にぜひ素敵な願いや想いの込もった名前を贈ってあげましょう。

たとえば、「望」の字が入った熟語を用いて、「希望に満ちた人生を」と願いを込めたり、「人望が厚く、だれからも一目置かれた存在になってほしい」と表現したりできます。
また、漢字がもつ意味から考えることもできます。遠くをのぞみ見る様子から派生して、「眺め、見晴らし」の意味があるので「視野が広く、些細なことにまで気が使える子に」と表現することもできそうです。

ほかにも、「満月」と関連付けて願いを考えてみるのも楽しそうですね。これから成長していく赤ちゃんには、どんな希望がつまっているのか、想像を膨らませて素敵な名前を考えてあげてください。

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