の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「ユウマ」「タクマ」「ソウマ」など男の子の名前の最後に「マ」の響きはよく使われます。その「マ」に当てて使われるのが「磨」。「磨く(みがく)」という言葉の意味から連想すれば、名前に願いを込めやすそうですね。想いの込もった素敵な名前を考えられるように、名付けのポイントをご説明します。

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「磨」漢字の読みや画数の基本情報

画数 16画
音読
訓読 みが(く)
名乗り おさむ、きよ、な、みがく
意味

1. 磨く。研ぐ
2. こする。摩擦する
3. すり減る。すれて消える
4. ひきうす。石うす
5. ひきうすですり潰す

由来/
成り立ち
「磨」は「麻」と「石」を組み合わせてできている。「麻」は手作業を、「石」はそのまま石を表して、組み合わせると「石を手ですり磨く」様子を表現する。
説明の
仕方
「ミガク」、研磨の磨

「磨」の意味や由来は?

磨く

「磨」はもともと「磨く、研ぐ」の意味があり、一つの物事に愚直に取り組む姿勢から転じて「物事に励む」ことも表します。この由来は、漢字の成り立ちを確認すると理解できます。

「磨」は「麻」と「石」の2つの字を上下に組み合わせてできています。上部の「麻」は、建物の屋根を表す「广」と、植物の「あさ」の繊維の形を表す「林」を組み合わせています。こうして「建物のしたあさをほぐす細かい手作業」の情景を表現しているのです。これに、地面に落ちている「石」を組み合わせて「磨」は、「石を手ですり磨く」様子を表現し、「磨く、研ぐ」の意味が生まれました。
現在では、単に「石を磨く」だけではなく「こすって綺麗にする」「一層輝かしくする」「上達させようとする」の意味でも使われます。「靴を磨く」「腕を磨く」「芸を磨く」などと聞いたことはないでしょうか。

ちなみに、「磨」に似た字に「摩」があります。これも成り立ちはほぼ同じで、「石」の字が「手」に代わっただけです。ほぼ同じような情景を表すことから、「磨く、削る」など似た意味をもっています。そのため、「研磨」という熟語は時に「研摩」と書かれることもあるようです。

男の子の止め字として使われる「磨」

男の子の名前で2004年以降、「ユウマ」や「タクマ」、「ソウマ」、「ハルマ」など「マ」の止め字を使った名前は人気があります。なかでも「ユウマ」の響きは人気があり、明治安田生命の名前ランキングによると2004~2015年の11年間、トップ20にランクインし続けています。その「マ」の響きに当てられるのが「磨」です。
「マ」の響きに当てられる漢字はほかにも「」「馬」などがありますが、「磨」はどっしりとした字面と、「磨く」の意味から連想される願いの込めやすさが特徴です。

「石」という字が含まれることから、少し硬い印象を受けるため、女の子に使われる例はそれほど多くありません。しかし、磨純(マスミ)や磨美(マミ)、磨希(マキ)などのように女の子らしい漢字と組み合わせて使われることはあるようです。

向上心を表現する「磨」

「磨」の一字に願いや想いを込めるなら、多くの場合「磨く」の意味から派生した「物事に励む」の意味で使われます。この意味から生まれた熟語には「練磨(レンマ)」「事上磨錬(ジジョウマレン)」「切磋琢磨(セッサタクマ)」などがあり、どれも自分の「精神」「技」「学問」など心身共に磨いて向上させる様子を表しています。
ここから、「改善、改良」「技術や才能を磨く」「日々の努力」などのイメージを想起できます。
また、「切磋琢磨」には、「仲間どうし互いに励まし合って高める」という意味合いがあるので「仲間想い」というイメージも膨らませられますね。

「磨」に願いや想いを込めるなら、これらのイメージを活かして「学問・技術・才能など人間性を磨いていってほしい」「現状に満足せず、日々の努力を怠らない子に」「仲間を大切にできる子に成長してほしい」などが考えられます。

「磨」の一字からは向上していく前向きな姿勢がうかがえます。そのイメージを膨らませて素敵な想いの込もった名前を考えてあげてくださいね。

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