の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「大伍(ダイゴ)」「祥伍(ショウゴ)」など、男の子の名前の最後に止め字として使われる「伍」。漢数字の「五」があるので、「ゴ」の読みをすぐに連想できる特徴があります。一方で、普段の生活では馴染みのない漢字でもありますね。「伍」の意味や由来を理解して素敵な名前を考えられるように、名付けのポイントをご説明します。

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「伍」漢字の読みや画数の基本情報

画数 6画
音読
訓読 いつ(つ)、くみ
名乗り あつむ、とも、ひとし
意味

1. 組。五人を一組とする単位
2. 仲間
3. 組になる。仲間になる
4. 隊列。軍隊
5. 五つ

由来/
成り立ち
「亻(にんべん)」は「人」を、ツクリにある「五」は木を交差させて2重になったフタを表している。2つを組み合わせて「人が交わる、集まる」様子を表現している。
説明の
仕方
亻(にんべん)に漢数字の五

「伍」の意味や由来は?

手

「伍」の成り立ちはとてもシンプルです。ヘンにある「亻(にんべん)」は「人」を、ツクリにある「五」は数字の「5」を表します。もともと「五」は木を交差させて2重になったフタを表していたので、「亻」と「五」を組み合わせて「人が交わり集まる」様子を表現し、そこから転じて、「組(五人一組)」「仲間、友達」などの意味をもつようになりました。たとえば軍隊などでは、一定数の人数が集まって一組をつくることを「伍」といい、その長を「伍長」といいます。

ちなみに、「五」よりも数字を増やして、十人一組・十家一組・十編の詩を一組にすることを表す漢字が「什」です。

「ゴ」の響きの止め字に使われる「伍」

男の子の名前で「ダイゴ」「ケイゴ」「ショウゴ」など、「ゴ」の響きを止め字に使った名前は人気があります。その「ゴ」の響きに当てられるのが「伍」で、大伍や圭伍、翔伍など様々な名前に使われます。
「ゴ」の響きに当てられる漢字は、ほかにも「」「悟」「梧」「呉」などが挙げられますが、そのなかでも「伍」は普段の生活であまり見慣れない「目新しさ」を表現できます。漢数字の「五」が入っていることから、すぐに「ゴ」と読めるのも嬉しいポイントですね。

ほかにも「伍」には、「五(イツツ)」の読み方を短縮して生まれた、「イツ」や、「仲間」という意味を言い換えた「トモ」、「集まる」様子から生まれた「アツム」などの名乗りがあります。

仲間と切磋琢磨する「伍」

「伍」には大きく分けて「仲間、協力的」「向上心」の2つのイメージがあります。
1つ目の「仲間、協力的」は、漢字の成り立ちから連想できますね。「人が集まる」様子や「五人一組」といった意味は互いに協力する姿、「協調性」を感じさせます。
2つ目の「向上心」も「仲間」の意味から連想できます。「切磋琢磨」という言葉があるように、「仲間」は互いを高め合うライバルでもあるので「向上心」「成長意欲」などのイメージがでてきます。「伍する」という言葉は、この「向上心」を表現しています。「伍する」は「伍になる」こと、つまり、「仲間に入る」の意味があります。加えて、「同等の位置に並ぶ、肩を並べる」の意味もあり、「他(た)に伍していく」と使えば「競争相手に遅れを取らず、互角に渡り合うこと」を表します。強い競争意識や「成長意識」を感じさせてくれますね。

ここから「仲間、協力的」のイメージを使って「仲間思いな子に育ってほしい」「友達と協力して困難に立ち向かってほしい」と願いを込めることができます。さらに「向上心」のイメージからは「何事も諦めない心の強さをもった子に」「現状に満足せず、高みを目指してほしい」と表現することもできそうですね。

たくさんの仲間に囲まれ、切磋琢磨しあう姿を「伍」の一字からうかがい知ることができます。「伍」にわが子なりの素敵な願いを込めて、名前をプレゼントしてあげてください。

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