芽の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
草木の生え始めを表す「芽」の漢字。普段の生活でよく目にする字ですが、近年名前でも使われることが増えています。せっかく名前に使うなら、意味やイメージを理解し、素敵な願いや想いも込めてあげたいですね。どんな名前が考えられるかなども含めて、「芽」の名付けのポイントをご説明します。
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「芽」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 8画 |
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音読 | ガ |
訓読 | き(ざす)、め |
名乗り | めい |
意味 | 1. 草木の芽
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由来/ 成り立ち |
「芽」は、植物を表す「艹(くさかんむり)」と、動物の歯を表す「牙」を組み合わせてできている。グッと先端を突き出す様子と「牙」がもつ力強い印象を重ねてこの字が生まれた。 |
説明の 仕方 |
草木の「芽」、艹(くさかんむり)の下に牙 |
「芽」の意味や由来は?
「芽」は、「草木の芽」の意味で日常的によく使われていますね。この漢字の成り立ちはとてもシンプルで、植物を表す「艹(くさかんむり)」と、動物の歯を表す「牙」を組み合わせてできています。「牙」がもつ力強く鋭い印象と、茎や枝から力強く先端を尖らせて出てくる様子を重ねてこの漢字は生まれました。
さらに、「草木の芽」が出始める様子は新しい物事の始まりを想起させるので、「始め、起こり」「兆す」などの意味も生まれました。
人気の名前「メイ」に使われる「芽」
女の子の名前で大人気の響き「メイ」。明治安田生命の名前ランキングによると、2007~2015年の9年連続でトップ10にランクインし、2010、2014年に限っては女の子の名前で1位に輝く人気の響きになっています。その「メ」の音に一番よく当てられるのが「芽」です。
「メ」の響きをもつ漢字はほかにも「萌」「梅」「雨」などが挙げられますが、「芽」は草木が芽吹く「生命力の強さ」「初々しさ」など、印象が良いので人気が出たと考えられます。
こうして「芽」が当てられ、芽依、芽生、芽衣など、「イ」の響きに様々な漢字を組み合わせて使われています。
「芽」はほかにどんな名前で使われる?男の子にも使える?
「芽」はほかにも彩芽(アヤメ)、陽芽(ヒメ)と名前の最後に使ったり、侑芽花(ユメカ)のように三文字名前の中間に使われたりします。一字で「メイ」の響きもあるので芽紗(メイサ)や芽香(メイカ)とする名前も見られます。
女の子の名前でよく使われる印象があるかもしれませんが、「芽」は男の子の名前でも見られます。由芽人(ユメト)や芽志(メイシ)と「メ」「メイ」の響きで使われるほかに、音読みの「ガ」の響きを使って大芽(タイガ)や楓芽(フウガ)、凌芽(リョウガ)などが考えられます。
希望を感じさせる「芽」
「芽」は物事の起こり始めの意味があるので、「成長」や「将来性」、「希望」など、これからの可能性を強く感じさせてくれる字です。まだ小さい様子からは、どこか「かわいらしさ」も感じますし、これから生まれて成長していく赤ちゃんにはピッタリの漢字といえそうですね。
ここから「健康にすくすく成長することを願って」「才能の芽が出ますように」「希望に満ちた人生を歩んでほしい」と願いを込められます。
また、「芽」は大きくなる前の始まりの状態なので、新鮮で「生き生きとしている」「清らか」な様子が連想されます。ここからは「初心を忘れずに謙虚な子に育ってほしい」と想いを込めることもできます。
多くの植物が芽吹く「春」の季節と重ねることもできそうですね。
これから生まれてくる赤ちゃんという新芽が一層大きく育つように、成長を後押しする願いを「芽」に込めて、素敵な名前を考えてあげてくださいね。