の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「雫」は2004年から人名漢字として使えるようになった漢字です。「シズク」の読みはよく知られ、今のママ・パパ世代には『耳をすませば』というジブリ作品の主人公の名前として聞き慣れている人もいると思います。「雫」にはどのような意味や由来があり、名前をつける時に気を付ける点はあるのかなど、ポイントをご説明します。

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「雫」漢字の読みや画数の基本情報

画数 11画
音読
訓読 しずく
名乗り しず
意味

水のしたたり。しずく

由来/
成り立ち
漢字を「雨」と「下」に分けられ、「雨が下に落ちる様子」から「水のしたたり、しずく」の意味に。
説明の
仕方
「シズク」

「雫」の意味や由来は?

しずく

漢字の多くは紀元前(3000年以上前)の中国で生まれましたが、その中で「雫」は比較的新しく、10世紀末(1000年ほど前)に生まれたといわれます。ただ、当時の中国の辞書には音読みの「ダ・ダン」という記載しかなく、どのような意味をもっているかについては触れられていませんでした。
つまり、漢字ができた当時どんな意味で使われていたのか分かっていないのです。そのため、「雫」本来の意味や由来、成り立ちを類推することは難しいといえます。

その後日本に伝来し、18世紀の日本で誕生した百科事典には「雫」に「水のしたたり、しずく」の意味が記載されました。ここから、日本独自の解釈として意味が明確になったのです。
漢字を分解すると「雨」と「下」に分けられるので、「雨が下に落ちる様子」から「水のしたたり、しずく」の意味を当てたのでしょう。

人名漢字としても歴史が浅い「雫(シズク)」

「雫」は2004年9月から人名として使えるようになった漢字です。名前には使えない漢字だと思っている人もいると思います。
雫(シズク)という名前を耳にすると、冒頭でも紹介したようにスタジオジブリが発表した『耳をすませば』の主人公・月島雫(シズク)の名前を思い浮かべる人もいるかもしれません。しかし、映画が公開された1995年はまだ人名に使えなかったんですね。
人名漢字として歴史が浅いため、「雫」の字を含んだ有名人はまだ見られません。

映画の影響もあって、名前に使う場合は雫(シズク)の一文字名前で女の子に使われることが多く、読みを縮めて「シズ」の響きに合わせた雫花(シズカ)や雫空(シズク)、雫葉(シズハ)などの名前も見られます。

「雫」は名前に向いている?向いていない?

雨

「雫」は雨がぽたぽたと降る様子を連想し、天気が晴れ晴れしない「暗い」雰囲気を感じる人がいます。
しかし、「雨」からは植物が生気を取り戻すような「瑞々しさ」、雨が止み太陽が出始める「爽やかさ」「すがすがしさ」を連想でき、ポジティブなイメージとしても考えられます。

漢字から受ける印象は人それぞれなので、どのようなメッセージを漢字に込めるかが大切です。「雫」の字に、その子らしい想いを込めて、素敵な名前を考えてあげてくださいね。

【組み合わせて使われる漢字】
(シズカ)
(シズカ)
雫空(シズク)
雫葉(シズハ)
雫瑠(シズル) など

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