花の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
女の子の名前で5本の指に入る人気漢字の「花」。最近では音読みの「カ」の響きで一花(イチカ)や佳花(ヨシカ)のように止め字によく使われます。この「花」という漢字を使って素敵な名前を考えられるように意味や由来、注意することはないのかなど名付けのポイントをご説明します。
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「花」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 7画 |
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音読 | カ |
訓読 | はな |
名乗り | はる、もと |
意味 | 1. 草木の花の総称。花の形をしたもの
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由来/ 成り立ち |
植物を表す「艹(くさかんむり)」と「変化する」という意味をもつ「化」を加えてできたのが「花」。 |
説明の 仕方 |
植物の「ハナ」 |
「花」の意味や由来は?
「花」はご存知の通り「草木の花」の総称を意味しますね。咲いた花が綺麗であることから「はなやかなもの、美しいもののたとえ」としても使われます。これらの意味をもつようになったのには、同じ読みをもつ「華」と深く関係があります。
もともと花びらが綺麗に咲き乱れている様子を文字に表したのが「華」で、その後に「華」の俗字という形で「花」ができました。
「華」から「艹(くさかんむり)」をそのまま引継ぎ、「変化する」という意味をもつ「化」を加えてできたのが「花」です。
「つぼみ」から「美しい花」へと姿を変える特徴をとらえた漢字といえますね。そのため「花」と「華」はほとんど同じ意味で使われます。
様々な組み合わせを楽しめる「花」
「花」は普段の生活でもよく目にし、誰もが知る漢字といえます。可憐な印象を持つため女の子の名前で人気があり、明治安田生命の名前ランキングによると2010~2015年の6年間、トップ5に入るほどでした。
「花」がよく使われる理由は「意味のかわいらしさ」「漢字の書きやすさ」「他の漢字との組み合わせやすさ」などが挙げられます。
音読みの「カ」の響きは応用しやすく、様々な使用例があります。花(ハナ)の一文字名前にできますし、花凛(カリン)や花恋(カレン)のように名前の先頭、日花梨(ヒカリ)のように中間、百花(モモカ)や穂花(ホノカ)のように最後などたくさんの組み合わせが考えられます。
【「カ」の響きをもつ漢字】
「華」「楓」「香」「佳」「果」「夏」など
「花」にはどんな願いや想いが込められる?
「花」からは「愛らしさ」「気取らないかわいらしさ」「可憐でおしとやか」な様子を連想できます。また字面に曲線が多いので、「やわらかい」印象があり女の子にピッタリの漢字といえそうです。
花が咲くことは、何もないところに色を添えることでもあるので「華やぐ」「笑顔になる」などのイメージを連想したり、花が咲く様子を「花開く」といって「努力が実る」と派生させたりできます。
ここから「花」の一字に願いや想いを込めると「花のある人生を贈ってほしい」「花のように可愛らしく育ってほしい」「努力を続けて立派な花を咲かせてほしい」と表現できそうです。
「花」という漢字は字面、意味、イメージなどどれも女の子にピッタリ。「花」の字を使って素敵な名前を考えてあげてくださいね。
【組み合わせて使われる漢字】
歩花(アユカ)
花織(カオリ)
花奈(カナ)
花凛(カリン)
花恋(カレン)
穂花(ホノカ)
萌花(モエカ)
柚花(ユウカ)
里花(リカ)
日花梨(ヒカリ) など