の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「衣服」「衣類」「着衣室」など、日常生活でよく目にする「衣」の漢字。「服」を連想する人が多いかもしれませんが、名前に使う際にはどんな意味で使われているのでしょうか?「衣」を使って願いの込もった素敵な名前を考えられるように、漢字の意味や由来など、名付けのポイントをご説明します。

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「衣」漢字の読みや画数の基本情報

画数 6画
音読
訓読 ころも
名乗り い、え、き、きぬ、そ、みそ
意味

1. 絹。上着。衣服。試服。晴れ着。
2. 包み。器具をおおい包むもの。
3. 着る。着せる
4. おおう
5. 行う。身につけ行う

由来/
成り立ち
服の襟元を左右に交差させた様子を文字に表したのが「衣」。
説明の
仕方
衣服の衣。「コロモ」

「衣」の意味や由来は?

着物

「衣」の漢字の成り立ちはシンプルで、着物や和服などといった服の襟元を左右に交差させた様子を文字にしたのが始まりだといわれています。
ここから、「上着、衣服」などの意味でよく使われ、それ以外にも、「衣服」から派生して「包み」「器具や体の一部ををおおうもの」など、周囲を包み込むような、丸くやわらかい雰囲気を連想させる意味をもっています。

「イ」の響きで一番人気の漢字「衣」

「衣」は「イ」の響きに当てられる漢字の中でも一番人気があります。特に女の子の名前で大人気。その理由は「ユイ」「マイ」「メイ」「アイ」など近年人気の名前に「イ」の響きが多いことが挙げられます。
「衣」の字面を見ると曲線が多く含まれており、やわらかい印象を与えるため、これらの人気の名前に好んで使われているようです。「イ」の響きに当てられる漢字は他にも「」「」などがありますが、「衣」はヘンとツクリで左右に分かれない特徴があります。

明治安田生命の名前ランキングで、2007年の4位に結衣、9位に優衣とトップ10に2つもランクインするほど「ユイ」の響きは人気があります。「衣」はこれに当てて使われたり、ほかにも萌衣(モエ)、衣梨(エリ)、紗衣(サエ)など「エ」の響きをもつ名前にも使われます。様々な組み合わせが考えられるので、どんな名前にしようか悩んでしまいますね。

包み込むような優しさをもつ「衣」

名前を考えたときに、単に「イ」の響きに「衣」を当てて使う人が多いかもしれません。ただ、せっかくなので我が子なりの願いや想いも込めてあげたいですね。

「衣」は、衣服が人を包み込む様子から「やわらかい」「優しい」「おおらか」などのイメージがあります。字の中にも曲線が多いので、字全体からやわらかい雰囲気が伝わってきます。
また、「衣」は生活の基礎となる「衣・食・住」の一つでもあり、保温や怪我から身を守る効果があります。「守る」「大切にする」というイメージも連想できそうですね。人によっては「ころも」の読みから「着物」や「和」を連想する人もいるかもしれません。

ここから「衣」に願いを込めるなら「みんなを包み込むような温かい人になってほしい」「辛そうな人がいたら、寄り添ってあげられる優しい人に」など考えられます。
さらに「衣」は細かい繊維が1本ずつ絡み合ってできていることから「繊細さ」が感じられ、「様々なことに気を遣える繊細な子に育ってほしい」と願いを込めることもできますよ。

「衣」はやわらかい印象から、女の子の名前にピッタリの漢字です。素敵な女性になってくれるようにと「衣」に想いを込めて、名前を贈ってあげてくださいね。

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