依の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
女の子の名前で「イ」の響きによく当てられている「依」の漢字。「由依(ユイ)」や「芽依(メイ)」など様々な名前で目にしますね。では、一字でどういった意味をもつ漢字かご存知ですか?漢字の意味や由来を知って、素敵な赤ちゃんの名前を考えられるように、「依」の名付けのポイントをご説明します。
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「依」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 8画 |
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音読 | イ、エ |
訓読 | よ(る) |
名乗り | すけ、つぐ、より |
意味 | 1. よりすがる。頼る。従う
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由来/ 成り立ち |
人を表す「亻(にんべん)」と、衣服を表す「衣」を組み合わせて「人」と「衣服」の関係性を意味にもたせている。 |
説明の 仕方 |
依頼の依、亻(にんべん)に衣 |
「依」の意味や由来は?
「依」は「よりすがる、頼る、従う」という意味をもつ漢字です。この由来は漢字をヘンの「亻(にんべん)」とツクリの「衣」に分解すると見えてきます。
「衣」は、普段から見慣れた言葉で「衣類」「衣替え」などと使われるように、「身にまとう衣服」を指す漢字です。「亻」は「人」を表すので、2つを組み合わせて「依」は「人にまとわりつく衣服」を表現しています。ここから「よりすがる、頼る、従う」などの意味も生まれました。
一方で、衣服を身に着けると「(心が)安らか」になり、さらに「安心する→大きな変化がない」と変化して「そのまま」の意味や、体を包み込む様子から「助ける」の意味ももつようになりました。
女の子の赤ちゃんに人気の「依」
「依」は女の子の名前に人気の漢字で、その人気ぶりは明治安田生命の名前ランキングからうかがえます。「依」を使った名前は2004~2015年まで12年連続でランクインしています。
その筆頭が「メイ」「ユイ」の響きの名前で、「メイ」の響きに当てて芽依や萌依、「ユイ」の響きに当てて由依、結依、優依など、ほかにも愛依(アイ)や葵依(アオイ)、麻依(マイ)など名前の最後の止め字でよく見られます。
音読みの「エ」の響きや、「よりすがる」の意味から生まれた「ヨリ」の名乗りを使って名前に使われることもあります。依美(エミ)や依子(ヨリコ)、陽依(ヒヨリ)などが様々な漢字の組み合わせが考えられそうですね。
「依」にはどんな願いや想いが込められる?
「依」には「人の生活を手助けするもの」「人に寄り添うもの」から派生して「安らかにする」「助ける」などのポジティブな意味があります。ここからイメージを膨らませると願いや想いが込めやすくなりますよ。
「包み込むような優しさ」「安心感」「人助け」などのイメージが出てきますね。また、意味にある「そのまま」という言葉からは「いつものまま」「自然体」などのイメージも連想できます。
これらのイメージを活かして「依」に願いや想いを込めるなら「人を包み込むような温和な子になってほしい」「そっと寄り添ってくれる優しい女性になってほしい」「人によって態度をかえない自然のままの子に」「周囲の助けに恵まれ、いつか恩返しのできる子に成長してほしい」などが考えられそうです。
字面には曲線が多く、「亻=人」によりそった女の子らしい優しい印象を与えてくれます。素敵な人生を歩めるように「依」の一字に願いを込めて、赤ちゃんの名前を考えてあげてくださいね。
【組み合わせて使われる漢字】
愛依(アイ)
葵依(アオイ)
麻依(マイ)
依美(エミ)
陽依(ヒヨリ)
萌依(メイ)
芽依(メイ)
由依(ユイ)
結依(ユイ)
優依(ユイ)
依子(ヨリコ) など