の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「航海」「航路」「渡航」など様々な熟語に使われる「航」。海の「広々としたスケールの大きさ」や「新たな旅立ち」を感じさせ、爽やかな気持ちになります。その印象の良さから「名前に使いたい」と考えるママやパパも多いのではないでしょうか。「航」を使って素敵な名前を考えられるように意味や由来、名付けのポイントをご説明します。

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「航」漢字の読みや画数の基本情報

画数 10画
音読 コウ
訓読 ふね、わた(る)
名乗り わたる
意味

1. 船
2. 船を並べて作った橋
3. 船で水を渡る。現在では空中を飛び渡ることもいう

由来/
成り立ち
ヘンにある「舟」は「乗り物の舟」、ツクリの「亢」は「すらっとしたのど、首」を表す。この2つを組み合わせて「舟でまっすぐ渡る」情景を表す。
説明の
仕方
航海の航

「航」の意味や由来は?

海

「航」は「船」「船で水を渡る」などの意味をもつ漢字です。この由来はヘンの「舟」とツクリの「亢」に漢字を分けると見えてきます。

「舟」はそのまま「乗り物の舟」の意味があり、「亢」は「すらっと伸びやかなのど、首」を表して「まっすぐ」の意味があります。これらを組み合わせて「航」は「舟でまっすぐ(海・河を)渡る」情景を表し、「船」や「船で水を渡る」などの意味が生まれました。
その後、「空中を飛び渡る」の意味でも使われるようになり、「航空機」と使われるのもこのためです。

爽やかな「コウ」の響きに当てられる「航」

明治安田生命の名前ランキングによると「航」は2004~2015年まで12年連続でランキングに入る人気の漢字です。特に音読みの「コウ」の響きが人気で、航平(コウヘイ)や航大(コウダイ)、航希(コウキ)など、「航」のあとに一字を合わせた名前がよく見られます。
また、「航」の一字で「ワタル」と使うこともでき、船が海を渡っていく情景を響きからもストレートに表現することができます。

女の子の場合は「カズ」や「フネ」の響きを使って航音(カズネ)や美航(ミフネ)と使うこともできますが、使用例としては多くありません。

「航」にはどんな願いや想いが込められる?

「航」の漢字からは「航海」「航空」「渡航」という言葉があるように、すぐに「海」「空」「太陽」などの広々とした自然のイメージが膨らみますね。加えて、その「海」は地球の中で7割を覆う「スケールの大きさ」があり、まだ見ぬ「未知への冒険」なども連想できます。漢字の「コウ」の読みは爽やかな印象を与え、漢字全体から「男の子らしさ」が伝わります。

ここから願いや想いを込めるなら、「人生という大海原を上手に航海していってほしい」「どんな困難にも負けず突き進んでほしい」「海や空のように器の大きくおおらかな子になるように」「様々な人と旅を楽しめるよう、海外でも活躍できる人に成長してほしい」など様々に考えられます。

「航」の一字は意味もイメージも男の子にピッタリの漢字です。安心して名付けに使ってあげてくださいね。きっと素敵な名前になるはずですよ。

【組み合わせて使われる漢字】
(コウキ)
(コウスケ)
(コウダイ)
航平(コウヘイ) など

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