の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「尊」は「尊重しあう」「尊大な心」など、様々な言葉で普段から目にします。これらの言葉はどれも「思いのこもった誠実」な印象を受けますね。「尊」は良い意味をもち、名前に使えそうですが、注意すべき点はあるのでしょうか。素敵な名前を考えられるように漢字の意味や由来、「尊」を名前に使うポイントををご説明します。

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「尊」漢字の読みや画数の基本情報

画数 12画
音読 ソン
訓読 たっと(い)、たっと(ぶ)、とうと(い)、とうと(ぶ)、みこと
名乗り きみ、たか、たかし
意味

1. 身分・価値が高い
2. うやまう。重んずる
3. 高い。重い
4. たかぶる
5. 敬称の一つ
6. 酒樽
7. 神や貴人の尊称

由来/
成り立ち
酒樽を表す「酉」と、その酒樽から漂う酒気を表した2つの点、手を表す「寸」を組み合わせたのが「尊」。「酒が入った樽を差し出す情景」を描いている。
説明の
仕方
尊敬の尊

「尊」の意味や由来は?

尊重

「尊」には「身分・価値が高い」「敬う、重んじる」などの意味があります。冒頭の言葉はこの意味が根底にあったんですね。これらの意味の由来は漢字を分解すると見えてきます。

「尊」は上部にある「酉」が酒樽の形を表しており、その上にある2つの点が酒から漂う酒気を表しています。下部の「寸」は手の意味で、すべてを組み合わせて「酒が入った樽を差し出す情景」を描いたのが「尊」です。
昔は酒がとても貴重なものだったため、神前に供えるものでした。そこから「敬う、重んじる」などの意味が生まれ「身分・価値が高いこと」と展開しました。

「身分が高い」という意味から派生して、位の高い神様を「尊(ミコト)」と呼ぶ日本独自の意味も生まれました。日本神話に登場する英雄「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」にも「尊」の字が使われています。「神様の尊称」としても「尊(ミコト)」が使われていたんですね。

「尊」を名付けに使ってもいい?

「尊」には「神様の尊称」としての意味があるので、「名前に使うのは恐れ多いのでは?」と考える人もいるようです。しかし、「尊」を使った名前はよく目にするようになっているので、気にしすぎる必要はありませんよ。

名前に使うなら、「尊」は高貴で重厚な印象があるので、女の子よりは男の子の名前で使われる傾向にあります。「身分が高い」ことから生まれた名乗り「タカ」の響きで尊志(タカシ)や尊弘(タカヒロ)、尊義(タカヨシ)のように使われます。

「タケル」の読みで名前に使われる例も見かけますが、これは「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」から取っています。新しい読みではありますが、今ではすっかり定着した名前です。

「尊」にはどんな願いや想いが込められる?

「尊」には新しく生まれてくる子供への精一杯の「敬い」「尊敬」を表現できます。感謝の気持ちを込めて「尊」の一字を贈ることもできるでしょう。

ほかには「日本武尊」のように「勇ましい人になってほしい」「困難にも打ち勝てる強さを身に着けてほしい」と表現することも出来そうです。

名前には、親から子供への想いがこもっています。意味やイメージをしっかり理解し、名前を考えてあげてくださいね。

【組み合わせて使われる漢字】
(タカシ)
(タカヒロ)
(タカヨシ) など

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