の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

敬太(ケイタ)や敬子(ケイコ)など、「ケイ」の響きをもつ名前に当てられる「敬」。熟語を考えても「尊敬」「敬礼」など、「ケイ」の印象が強いかもしれません。ただ、名前に使うなら他にどんな読み方があるのかも気になるところ。「敬」を使って素敵な名前を考えられるように意味や由来、名付けのポイントをご説明します。

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「敬」漢字の読みや画数の基本情報

画数 12画
音読 キョウ、ケイ
訓読 うやま(う)、つつし(む)
名乗り あき、あつ、いつ、うや、かた、さとし、たか、たかし、ちか、とし、のり、はや、ひろ、ひろし、ゆき、よし
意味

1. 敬う。たっとんで礼をつくす
2. 慎む。真心を込めて努める
3. うやうやしい

由来/
成り立ち
「敬」は神様にお祈りをしている様子を表現している。高貴な存在である神様を「敬う」様子と、自分の振る舞いを「慎む」様子を意味にもたせた。
説明の
仕方
尊敬の敬

「敬」の意味や由来は?

敬う

「敬」は「敬う」「慎む」など、どこか謙虚な姿勢を表した意味をもっています。この由来は、漢字の成り立ちから読み解くことができますよ。

「敬」の左側にある「苟」は、髪を逆立てて神様にお祈りする人を表し、右側の「攵」は、もとは「攴」と書いて、右手に小枝を持っている様子を表現しています。2つを合わせて「敬」は「(ある人が)小枝で打たれながら、神様にお祈りする」古代の儀式を表現しています。ここから、高貴な存在である神様と自分の関係性をとらえて「敬う」「慎む」などの意味が生まれました。

「ケイ」の響きが有名な「敬」

「敬」は音読みの「ケイ」の響きが有名です。その「ケイ」の響きで男の子なら敬太(ケイタ)や敬悟(ケイゴ)、敬一郎(ケイイチロウ)など、女の子なら敬子(ケイコ)や敬佳(ケイカ)と名前に使われます。

「敬」のほかに、「ケイ」の響きをもつ漢字として「」「」「」などが挙げられます。漢字がもつ印象はそれぞれ異なり、「敬」には「謙虚」なイメージが、「啓」は「賢い」、「圭」は「清らか」、「慶」は「おめでたい」など様々です。
名前にどんな願いを込めるのか想いを巡らせて、そのイメージに合致する漢字を選んであげてくださいね。

「敬」は他にどんな読み方がある?

「ケイ」の響き以外に、「敬」には「タカ」「タカシ」「アキ」「サトシ」「ノリ」「ヒロ」など、たくさん名乗りがあります

「敬う」という行為が相手の地位を「高める」ことから生まれた「タカ」「タカシ」の名乗りは、江戸時代に日本地図を作成した伊能 忠敬(タダタカ)や大正時代の総理大臣である原 敬(タカシ)などの名前にも使われています。この響きを活かして敬浩(タカヒロ)や敬明(タカアキ)、敬美(タカミ)や敬音(タカネ)など、男女それぞれの名前を考えられます。
ほかにも「アキ」「サトシ」「ノリ」「ヒロ」の名乗りもあるので、様々な名前に使うことができます。

清く誠実な印象をもった「敬」

「敬」は「尊敬」「敬語」などの熟語に使われているように「人を敬う」「思いやりのある」イメージをもった漢字です。「かわいらしいこと」を表す「愛嬌」という言葉も、もともとは「愛敬」と書いて慈しみ敬う心を表していました。「敬忠」は主君を敬い忠実であることを、「敬礼」は謹んで礼をすることを表し、どの言葉からも清く誠実な様子が伝わってきますね。

これらのイメージをもとに願いを込めるなら「自分の力におごらず、感謝を忘れない人生を」「清く誠実な心をもった子になってほしい」「愛想がよく誰にでも好かれる人に」などが考えられます。

誠実な印象の「敬」を使って素敵な名前を赤ちゃんに贈ってあげてくださいね。

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