妙の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「巧妙」や「妙技」などの言葉に使われる「妙」は、どこか細やかで繊細そうな印象がありますね。「おんなへん」があるので女の子の名前に使えそうですが、どんな名前があるのでしょうか。「妙」を使って素敵な名付けができるように意味や由来、名付けのポイントをご説明します。
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「妙」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 7画 |
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音読 | ビョウ、ミョウ |
訓読 | たえ |
名乗り | さ、ただ、たふ、たゆ、み |
意味 | 1. 言い表しようのないほど優れる
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由来/ 成り立ち |
「女」は女性、「少」は少ないを意味し、「数が少ない女性」の意味。つまり、なかなか見かけないほど「とびきり美しい女性」を表す。 |
説明の 仕方 |
絶妙の妙。「女」の右に「少」を合わせた漢字 |
「妙」の意味や由来は?
「妙」は「言い表しようのないほど優れていること」を意味する漢字です。漢字を分解するとその由来が見えてきます。
ヘンの「女」は女性、ツクリの「少」は少ないを意味し、組み合わせると「(数が)少ない女性」になります。つまり、普段なかなか見かけないほど「とびきり美しい女性」を表すようになり、ここから「とびきり」という言葉を抜き取って「言い表しようのないほど優れていること」と表現したわけです。「巧妙」や「絶妙」はまさにこの意味で使われています。
また、「言い表しようのない」の意味の中には、どうにも表現できないような「人知ではかりしれないこと」「不思議」という意味合いも含まれています。これが「奇妙」などの使われ方です。「妙」は、この上なく優れていることを表す一方で、どこか神秘的な印象もある漢字といえます。
「妙」の文字をお寺などで目にするかもしれません。これは、インドの古い経典を漢訳するときに「妙」の字を当てたことに始まったもので、「妙」に仏教的な意味合いがあるというわけではありませんよ。
「妙」を使った名付けのポイントは?
「妙」は「おんなへん」がついているので、女の子の名前に見られます。漢字一字で妙(タエ)、他の漢字と組み合わせて妙子(タエコ)、妙乃(タエノ)などの使われ方をします。
また、「タユ」という珍しい名乗りもあるので、妙菜(タユナ)、妙花(タユカ)などおおらかな響きをもつ特徴的な名前も考えられますよ。
「妙」に「優れた子になる」よう願いを込める
「妙」の「優れている」という意味からは、名前にも素敵な想いや願いが込められそうですね。
たとえば、「誰よりも優れた子になってほしい」「際立つほどの美しい心を持った子に育ってほしい」「細かいところまで気が配れる人に成長してほしい」という願いが思いつきますね。
漢字の意味を知ることで、赤ちゃんの名前はさらに素敵に輝きます。「妙」を使って素敵な名前をプレゼントしてあげてくださいね。