凌の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
男の子の名前で見かけることが増えてきた「凌」という漢字。「凌駕する」などの言葉に使われることから、なんだか「力強さ」を感じさせてくれますね。「凌」を使ったかっこいい名前をつけられるように漢字の意味や由来、イメージといった、名付けのポイントをご説明します。
更新日:
「凌」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 10画 |
---|---|
音読 | リョウ |
訓読 | しの(ぐ) |
名乗り | しのぎ、しのぐ |
意味 | 1. しのぐ。おしのける
|
由来/ 成り立ち |
「にすい」が氷を表し、「夌(りょう)」は丘を表す。「丘を登るように凍っていく様子」の意味が生まれた。 |
説明の 仕方 |
凌駕の凌 |
「凌」の意味や由来は?
「凌」の由来にはいくつか説がありますが、ヘンの「にすい」が氷を表し、「夌」が丘を表すことで、「丘を登るように凍っていく様子」を表現しているといわれます。そして、氷が丘を乗り越える様子から転じて、「越える」という意味をもつようになり、さらには「しのぐ、おしのける」という意欲が盛んな意味を表すようになりました。
「他をしのいで、さらに上に出る」「他よりまさった状態になる」などを意味する「凌駕(りょうが)」という言葉にも使われるとても力強い漢字です。
似たような形の漢字に、「さんずい」を使った「淩(りょう)」という漢字があります。同じ意味合いで使用されることもありますが、ただし、こちらは名前に使用できません。
また、似たような漢字に「こざとへん」を使った「陵」もありますが、「(丘を)越える」という共通の意味をもつことから、「陵駕する」と使われることもあるようです。
「凌」の読み「リョウ」は名付けでよく使われる!
「凌」は「リョウ」の響きで男の子の名前によく使われます。以前だと、「諒」「了」「良」「亮」といった漢字が当てられていましたが、1990年(平成2年)に人名漢字への使用が認められた「凌」が字面や意味のかっこよさから選ばれることも増えています。凌太(リョウタ)や凌介(リョウスケ)、凌平(リョウヘイ)など、「凌」を使った名前はスポーツ界を中心に様々な場面で見られるようになりました。
【「リョウ」の響きをもつ漢字】
「涼」「稜」「綾」「遼」など
人の上に立つ姿を「凌」に託す
「凌」の意味を考えると「力強さ」「たくましさ」といったイメージが想起されるので、「困難にぶつかっても乗り越えられる子に育ってほしい」「愚直に努力できる子になってほしい」といった想いを込めることができそうですね。また、努力をして「人の上に立つ子になってほしい」など、自分の道を切り拓いていけるような姿を願えますね。
「高い地位に上りつめようとする気高い志」のことを「凌雲の志」といい、この言葉をまさに体現してくれそうです。
「凌」がもつ意味やイメージから想像をめぐらし、どんな姿になってほしいか素敵な願いを込めて名前をつけてあげてください。
「凌」を含む名前
- 男の子
行 | 名前 | よみ |
---|---|---|
1 | 凌 | りょう |
2 | 我凌 | がりょう |
3 | 凌武 | しのぶ |
4 | 凌一 | りょういち |
5 | 凌英 | りょうえい |
6 | 凌駕 | りょうが |
7 | 凌悟 | りょうご |
- 女の子
行 | 名前 | よみ |
---|---|---|
1 | 凌 | りょう |
2 | 凌舞 | しのぶ |
3 | 凌羽 | りょう |
4 | 凌香 | りょうか |
5 | 凌子 | りょうこ |