涼の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「リョウタ」や「リョウスケ」など「リョウ」の響きは男の子の名前に人気です。その「リョウ」によく当てられるのが「涼」で、「納涼」や「夕涼み」といった言葉に使われるため、瑞々しいさわやかな印象を与えてくれます。「涼」を使った素敵な名前を考えるために、その意味や由来、名付けのポイントをご説明します。
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「涼」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 11画 |
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音読 | リョウ |
訓読 | すず(しい)、すず(む) |
名乗り | きよ、すけ |
意味 | 1. 涼しい。快い冷たさ
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由来/ 成り立ち |
「京」が高い丘の上にある建物を表し、「氵(さんずい)」をつけて「風通しが良く、水が冷たい」様子を表す。 |
説明の 仕方 |
納涼の涼。「すずしい」 |
「涼」の意味や由来は?
「涼」を見ると、ほとんどの人が「涼しい」という言葉を思い浮かべると思います。では、なぜそのような印象を与えるのでしょうか。
そもそも「涼」はツクリにある「京」が高い丘の上にある建物の形を表しており、「水」を表す「氵(さんずい)」と組み合わせることで「丘の上は風通しが良く、水も冷たくなる」様子を表現し、ここから「涼しい、すがすがしい」の意味が生まれました。
そして日本ではさらに派生して、「涼む」「涼み」のように動詞・名詞の使い方が生まれ「木陰で涼む」「夕涼みする」など「涼」の字を目にする機会が多いことから、一文字ですぐに涼しい様子を連想するようになったのです。
人気の「リョウ」の響きに使える「涼」
明治安田生命が発表する名前ランキングでは、「リョウ」「リョウタ」「リョウスケ」など「リョウ」の付く名前は人気があり、ここ10年ほどは毎年ベスト50にランクインしています。この「リョウ」に当てられる漢字はたくさんありますが、その中でも特に爽やかさを感じさせてくれるのが「涼」です。
男の子なら涼(リョウ)、涼太(リョウタ)、涼介(リョウスケ)、涼平(リョウヘイ)などのほか、「スケ」の響きで止め字として蒼涼(ソウスケ)、佑涼(ユウスケ)と使われます。
女の子の名前でも「リョウ」の響きで涼花(リョウカ)、涼子(リョウコ)と使われるほか、「スズ」の響きは涼恵(スズエ)、涼楓(スズカ)、涼寧(スズネ)など凛とした雰囲気をもつ名前になります。
ちなみに「冫(にすい)」の「凉」は「氵(さんずい)」の「涼」の俗字という位置づけで、人名に使うことができます。意味は同じで、画数だけが違うので画数にこだわるなら、どちらがよいかを検討してくださいね。
【「リョウ」の響きをもつ漢字】
「諒」「亮」「陵」「了」「良」など
クールで聡明な「涼」
「涼」を目にすると、夏の暑い日に心地よい風が吹いて風鈴を鳴らす、そんなすがすがしい情景が目に浮かびます。清涼感が表れていて、クールな印象も与えるので「知的な子に成長してほしい」「いつも冷静で聡明な人になってほしい」などの願いを込められますよ。
「涼」の字は爽やかで聡明な漢字なので、運動も勉強も両立してくれそうです。子どもの成長する姿を想像しながら「涼」を使った素敵な名前を考えてあげてくださいね。
【組み合わせて使われる漢字】
蒼涼(ソウスケ)
佑涼(ユウスケ)
涼介(リョウスケ)
涼太(リョウタ)
涼平(リョウヘイ) など