操の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「操」は、「操縦」や「操作」などの言葉に用いられていることから、上手に物を動かしたり、取り扱ったりする様子を連想させます。名前に使う場合には一字で「ミサオ」と読ませる名前が男女ともに見られます。この「操」の字にどんな意味があるのかご存知ですか?名付けのポイントを交えながらご説明します。
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「操」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 16画 |
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音読 | ソウ |
訓読 | あやつ(る)、みさお |
名乗り | あや、さお、とる、みさ、もち |
意味 | 1. 取る。持つ。握る。かたく守る
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由来/ 成り立ち |
「操」は「手に木を固く握り、一心にお祈りをする」情景を表現している。 |
説明の 仕方 |
体操の操 |
「操」の意味や由来は?
「操」には大きく分けて2つの意味があり、1つは「(手先を動かして物を)うまく扱う、あやつる」で、「操作」「操縦」「体操」などと使われます。もう1つは訓読みで「みさお」と読み、そのまま意味も表します。「みさお」とは「意志をかたく守って変えないこと」で「節操」「操守」といった熟語で使われます。
この成り立ちは「操」を「扌(てへん)」と「喿」に分けると読み解けます。諸説ありますが、「喿」の上部にある「口」は神様のお祈りに使う器を表し、これに「木」を合わせて「木に器を固定したもの」を表現しています。さらに「手」を表す「扌」を合わせて、「操」は「手に木を固く握り、一心にお祈りをする」情景を示したといわれています。ここから、「手の動き」と「かたい意志」に関係した意味が生まれました。
「操」は名前にどのように使われる?
「操」は特徴的な「ミサオ」の響きで男女どちらの名前にも使われます。「操(ミサオ)」は「ミサ」「サオ」と「女の子」の名前で聞き馴染みのある響きが組み合わさっており、その一方で「マサオ」「シゲオ」のように最後に「オ」の響きが使われていることから「男の子っぽさ」も感じられます。
ほかにも男の子なら音読みの「ソウ」の響きで操志(ソウシ)や操亮(ソウスケ)、操平(ソウヘイ)など、女の子なら操季(ミサキ)や操緒(ミサオ)、操穂(ミサホ)など、「ミサ」の響きが組み合わせやすいようです。
気高く凛々しい印象の「操」
「操」は漢字がもつ2つの意味から、漢字の印象をそれぞれ連想することができます。
1つ目の「うまく扱う」からは「手先が器用」で「思い通りに動かす」様子を連想することができます。
2つ目の「みさお」の意味からは「節操」「貞操」という言葉があるように、自分をしっかりと持ち、その信念をむやみに変えない「精神的な強さ」を感じさせます。「操を立てる」と使えば「志を変えないこと」を、「志操堅固(しそうけんご)」と四字熟語で使えば「自分の信念を固く守り、誘惑や困難に負けない」ことを意味します。決して動じない「気高さ」や「凛々しさ」を感じさせる字といえますね。
「操」を使って周囲を巻き込むリーダーに
「操」を名前に使うなら、漢字がもつ意味やイメージを活かして願いも込めてあげたいですね。
「操」は「みさお」の印象から「芯のある人に育ってほしい」「自分の信念を持って、堂々とした人になってほしい」と願いを込めて使われることが多いようです。
さらに「周囲を引っ張るリーダーのような存在に」と願いを込めることもできますよ。これは「操」のもつ「芯の強さ」「たくましさ」と「自在に操る」様子を組み合わせて「強い意志で人々の心を動かし束ねる」様子から考えらた願いです。
中国の三国時代を取り上げた『三国志』が好きな人なら、「操」の字を見て、魏の皇帝・曹操(ソウソウ)の名前を連想する人もいるかもしれませんね。政治家や将軍など様々な顔をもち、「強い信念」をもとに人々を「自在」に束ねる姿はまさに「操」のもつ意味と重なる部分がありそうです。
漢字がもつ意味やイメージを理解し、「操」の「精神的な強さ」を活かした素敵な名前を考えてあげてくださいね。