友の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「友」は「友情」「友好」「友愛」など、親しい人間関係を連想させる漢字です。字面には曲線も多く、優しい印象を与えてくれます。よく知られた漢字だからこそ、あらためて意味や由来を知って素敵な願いの込もった名前を考えたいですね。「友」の名付けのポイントをご説明します。
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「友」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 4画 |
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音読 | ユウ |
訓読 | とも |
名乗り | すけ、ゆ |
意味 | 1. 友達。仲間。同志
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由来/ 成り立ち |
右手と右手で手を取り合う様子を「友」で表している。 |
説明の 仕方 |
友達の友 |
「友」の意味や由来は?
「友」の漢字の成り立ちはとてもシンプルです。カタカナの「ナ」に似た部分は「又」を少し崩した形を表します。つまり、「又」が2つ並んだ形を描いたのが「友」のもともとの形だったのです。「又」とは、人の「右手」のことで、右手と右手で手を取り合う様子から連想して「友達、仲間、同志」の意味が生まれました。
また、そこから派生して辞書によっては「普段好んで親しんでいるもの」という意味もあります。「〇〇の友とする」と耳にしたことがあるのではないでしょうか。
「ユウ」の響きに当てられる「友」
「友」といえば「トモ」の響きがすぐに思いつきますが、最近では音読みの「ユウ」の響きや、それを縮めた「ユ」の響きで名付けによく使われます。その背景には、男女ともに「ユウ」「ユ」のやわらかい響きが人気であること、「友」の漢字のイメージが良いことが挙げられます。
男の子では「ユウト」「ユウキ」「ユウタ」など、女の子は「ユイ」「ユナ」「ユウナ」などが、明治安田生命が発表する名前ランキングの上位にランクインしています。それらに当てて友翔(ユウト)、友希(ユウキ)、友多(ユウタ)や友依(ユイ)、友奈(ユナ、ユウナ)と使われます。
「トモ」の響きを使えば、友樹(トモキ)や友晴(トモハル)、友恵(トモエ)や友花(トモカ)のように男女それぞれの名前を考えられます。
人間関係に重きをおく「友」
「友」は「友達に恵まれる人生を」「友達を大切にできる子に育ってほしい」と願いを込めて使われることがほとんどです。「持つべきものは友」と言うように、「困ったときに助けてくれる友」ほどありがたい存在はいません。人生において人間関係は大切なものです。先人たちは人間関係を様々な言葉で残し、そのうちの1つに「益者三友(えきしゃさんゆう)」という四字熟語があります。この熟語は「付き合うと良い影響を与えてくれる3種類の人、それは正直な人、誠実な人、博識な人」だといっています。
わが子にもそんな気の良い仲間が集まるように願いを込めて、「友」を使った素敵な名前をプレゼントしてあげてくださいね。