佑の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「佑」は、男の子の名前でよく見かける漢字ですね。「ユウ」や「スケ」など名乗りが豊富なので、「佑」を使った名前のバリエーションは様々。赤ちゃんの名前の候補に挙げている方もいると思いますが、どんな意味があるかご存知ですか?「佑」を使った素敵な名前をつけられるように意味や由来、名付けのポイントをご説明します。
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「佑」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 7画 |
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音読 | ユウ |
訓読 | たす(け)、たす(ける) |
名乗り | すけ、たすく |
意味 | 1. 助ける
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由来/ 成り立ち |
「右」は右手で器を持って神様にお祈りする様子から「神の助け」という意味があり、これに「亻」を合わせてできた。 |
説明の 仕方 |
亻(にんべん)に右 |
「佑」の意味や由来は?
「佑」は、「助ける」の意味をもつ漢字です。この由来は、「右」の漢字が深く関係しています。「右」は右手で器を持って神様にお祈りする様子を表すことから「(神の)助け」「助ける」という意味がありました。その後、「助ける」の意味よりも、「右手で器をもつ」様子から派生して、左右の「右」の意味でよく使われるようになったのです。そのため、「助ける」を意味する漢字を別で作る必要が出て、「亻(にんべん)」を合わせ「佑」で「助ける」の意味を表すようになりました。同様に「右」の字がつく「祐」も「助ける」の意味を持っています。
男の子の名乗りが豊富な「佑」
「佑」がつく名前は、サッカー日本代表の本田圭佑(ケイスケ)選手、長友佑都(ユウト)選手などの活躍で認知度が高まっています。「ユウ」「スケ」「タスク」など、男の子の名前で使える名乗りが多いのが特徴です。漢字一字で佑(ユウ、タスク)と読ませたり、「ユウ」「スケ」の名乗りを活かして佑馬(ユウマ)、佑平(ユウヘイ)、俊佑(シュンスケ)、奏佑(ソウスケ)と使われます。男の子らしい「スケ」の響きで使われることが多かったのですが、2010年以降は「ユウ」の響きで使われる名前が増えているようです。
女の子の名前では、「ユウ」の響きや、頭文字だけをとって「ユ」と読ませる名前が増えています。佑依(ユイ)や佑奈(ユナ)、佑夏(ユウカ)など、女の子らしい漢字と合わせて使われることが多いようです。
【「ユウ」の響きをもつ漢字】
「優」「友」「悠」「勇」「侑」など
【「スケ」の響きをもつ漢字】
「介」「亮」「助」「輔」など
神様が手助けしてくれる「佑」
「佑」の由来を知っている人は少ないかもしれませんが、その意味がもつように「神の助け」から連想されるポジティブなイメージの漢字です。「天や神によって助けられること」を意味する四字熟語に「天佑神助(テンユウシンジョ)」というものがあるように、「佑」の一字を名前に入れるとご利益がありそうですね。
漢字の由来を知らない人にも、「佑」の文字はシンプルでやわらかな印象を与えてくれます。名前に取り入れることで、「優しい」「頼りになる」印象を与え、さらに「ユウ」の響きを使えば、伸びやかで優美な雰囲気も伝わってきそうですね。
「佑」で人助けのできる子に
「佑」の漢字を使って名前をつけるなら、そのイメージを活かして「困った人に優しく手を差し伸べられる子に育ってほしい」や「愛に溢れた人になってほしい」という願いを込めてあげたいですね。また、「神様の助け」から派生させて、「人事を尽くして天命を待つ」という故事にからめて、「天の助けを得られるようにと真摯に努力できる子に育ってほしい」といった願いを込めることもできます。
名前に「佑」をつけると、親からの願いを背にして周囲の人に優しくできる子へと成長してくれそうですね。ぜひ「佑」を使った素敵な名前をプレゼントしてあげてください。
【組み合わせて使われる漢字】
圭佑(ケイスケ)
佑樹(ユウキ)
佑汰(ユウタ)
佑都(ユウト)
佑真(ユウマ)
佑弥(ユウヤ)