優の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「優」は、「優しい」「優良」「優雅」など普段から見慣れた漢字ですね。漢字からはポジティブなイメージを想像しますが、名付けに使うときは成り立ちや意味を理解するとより一層イメージが膨らみます。「優」を使った素敵な名前が考えられるように名付けのポイントをご説明します。
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「優」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 17画 |
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音読 | ユウ |
訓読 | すぐ(れる)、やさ(しい)、ゆた(か)、わざおぎ |
名乗り | かつ、ひろ、まさ、まさる、ゆ、ゆたか |
意味 | 1. やさしい。穏やか
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由来/ 成り立ち |
「憂」は喪に服して悲しんでいる人、これに人を表す「亻」を組み合わせて、慰め楽しませることを表すように。 |
説明の 仕方 |
優秀の優。「やさしい」 |
「優」の意味や由来は?
「優」はご存知の通り、「やさしい」「優れる」などの意味があります。漢字をヘンとツクリに分解して、この意味の成り立ちを見ていきましょう。
ツクリの「憂」は喪に服して悲しんでいる人に形が似ていることから、「心配する、悩む」などの意味をもちます。「憂鬱」のように使われますね。これに、人を表す「亻(にんべん)」を組み合わせることで、隣に人が寄り添って気持ちを和らげたり、慰め楽しませたりすることを表現して「やさしい」の意味が生まれました。
また、「気持ちを和らげる→状態が良くなる、余裕ができる」から「優れる」という意味で使うようにもなりました。
「優」は人気ランキング上位の漢字
「優」は男の子、女の子どちらの名前でも人気がある漢字です。明治安田生命の名前ランキングによると、2015年には男の子が14位、女の子が11位に「優」を使った名前がランクインしています。
男女ともに「ユウ」の読みで使われることが多く、男の子なら優一郎(ユウイチロウ)、優仁(ユウト)、優生(ユウキ)などで、女の子なら優子(ユウコ)や優妃(ユウヒ)、美優(ミユウ)などがあります。また、頭文字の「ユ」だけで読ませて、優愛(ユア)や優七(ユナ)、紗優(サユ)のように使われる例も見られます。
「優」には紹介した「ユウ」や「ユ」の響き以外にも、「マサル」「マサ」「ヒロ」など名前に使えそうな名乗りがたくさんあり、他の漢字との組み合わせで様々な表現ができそうですね。
【「ユウ」の響きをもつ漢字】
「悠」「裕」「佑」「侑」「由」など
心の広さを感じさせる「優」
「優」がもつ「ユウ」の響きは伸びやかで、漢字が持つ「優しい」意味も想起させてくれます。響きも意味もすべてが心をなごませてくれるイメージを与えます。
また、「心の落ち着き」を感じさせてくれるので、そこから「おおらかで誰にでも優しくできる子に」という願いを込めることができそうですね。
「優れる」の意味からは「体調が優れる」と使うように「健康的である」様子や、他のものよりも「上品」で「洗練されている」イメージも連想できます。ここから「心に余裕をもって健康にすくすく成長してほしい」「他の子に負けずに何事も一生懸命に取り組んでほしい」という願いをこめることもできます。
「優」はポジティブなイメージが強く、人気の漢字です。イメージを活かして赤ちゃんに素敵な名前をプレゼントしてあげてくださいね。
【組み合わせて使われる漢字】
優仁(ユウト)
優生(ユウキ)
優一郎(ユウイチロウ) など
優依(ユイ)
優子(ユウコ)
優妃(ユウヒ)
茉優(マユ)
美優(ミユウ)
優愛(ユア)
優奈(ユナ)
紗優(サユ) など