の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「臣」の字を目にすると、すぐに思い浮かべるのは「大臣」という言葉ではないでしょうか。「家臣」「君臣」などの言葉も連想されますが、「臣」だけでどんな意味があるのかいまいちピンときませんね。「臣」を使って素敵な名付けができるように漢字の意味や由来、名前で使うときのポイントをご説明します。

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「臣」漢字の読みや画数の基本情報

画数 7画
音読 シン、ジン
訓読 おみ
名乗り お、おか、おん、きむ、しげ、じ、たか、と、とし、み、みつ、みる
意味

1. 家来。君主に仕える人
2. 家来となる
3. 家来としての本分を尽くす
4. 一般の人民
5. 家来が君主に対する謙遜の自称
6. 自分を謙遜していう言葉
7. 昔の貴族階級の1つ。おみ

由来/
成り立ち
君主に対して、家来の伏し目がちな様子を表現して「臣」ができた。
説明の
仕方
大臣の臣

「臣」の意味や由来は?

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漢字の成り立ちには諸説ありますが、見張りをしている家来が君主に対して伏し目がちな様子を、「目」に焦点をあてて描いたのが「臣」だといわれています。ここから「家来」「君主に仕える人」などの意味が生まれました。

「大臣」と使われるので、位の高い人を指す言葉と想像するかもしれませんが、「臣」自体には位の高い低いは含みません。

男の子に使われる特徴的な「臣(オミ)」の響き

「臣」には特徴的な「オミ」の読みがあり、晴臣(ハルオミ)や広臣(ヒロオミ)、龍臣(タツオミ)、雅臣(マサオミ)のように男の子の名前で使われることが多くあります。
音読みの「シン」「ジン」の響きを使えば健臣(ケンシン)、優臣(ユウシン、ユウジン)など、こちらも新鮮な響きの名前を考えられます。

字面が少し堅い印象があり、名乗りも男の子っぽいので、女の子の名前での使用例は多くありません

「臣」にはどんな願いや想いが込められる?

「臣」は「君主に仕える人」なので、身分の低さを感じて名前に使うのを躊躇する人もいるかもしれません。しかし、「君主に仕える人」というのはつまり、君主を「陰で補佐する」「支える」人ともいえます。
古くは中国の孔子が説いた教えの中に「君君たり、臣臣たり」という言葉があります。これは「君主は君主の、家臣は家臣の道をそれぞれ尽くす」という意味で、各自が自分の役割をまっとうすることを表し、位の上下などを感じさせません。

「臣」の一字に願いを込めるなら、「優秀な補佐になれるように」「表舞台に立てなくても、陰でみんなを支えるような人になってほしい」「誰かのために尽くせる人になるように」などが考えられそうです。
特徴的な響きをもった「臣」を使って、素敵な願いの込もった名前を贈ってあげてください。その想いを胸に子供はきっとすくすくと育ってくれるはずです。

【組み合わせて使われる漢字】
臣(ケンシン)
臣(カズオミ)
龍臣(タツオミ)
臣(ハルオミ)
広臣(ヒロオミ)
臣(マサオミ)
臣(ユウシン、ユウジン) など

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