恋の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「恋」は「恋愛」や「恋い焦がれる」などの言葉から、特定の人を思い慕う気持ちを表します。そのかわいらしい雰囲気と想いの込めやすさから女の子の名前によく使われます。「恋」を使って素敵な名付けができるように漢字の意味や由来、気を付ける点はないかなど名付けのポイントをご説明します。
更新日:
「恋」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 10画 |
---|---|
音読 | レン |
訓読 | こ(う)、こい、こい(しい) |
名乗り | れ |
意味 | 1. 恋しく思う。慕う
|
由来/ 成り立ち |
昔は「攣」と書いた。「攣」は「手を引かれる」の意味があり、その心理状態を表して「(心がひかれ)恋しく思う」の意味となった。 |
説明の 仕方 |
恋愛の恋 |
「恋」の意味や由来は?
「恋」は古くは「痙攣(ケイレン)」の「攣(レン)」と書いて、「恋しく思う、慕う」という意味を表しました。
「攣」の上部にある「䜌」は、言葉を表す「言」と「糸」が組み合わさり「(言葉を)つむぐ、つなぐ」の意味があります。これに「手」を加え、「攣」は「手をつなぐ→手を引かれる」と変化し、そのときの心理状態を表現して「恋しく思う、慕う」の意味が生まれました。
その後、「攣」の中の「手」が「心」に変わって「戀」と書き、より一層現在の「心が引かれる」という意味に近づき、字体を簡略にして「恋」と表記するようになりました。
女の子の名前にピッタリの「恋」
「恋」は意味だけではなく、曲線の多いやわらかい字面から、女の子の名前に好んで使われます。
使用例としては音読みの「レン」、縮めた「レ」の響きがあり、一字で恋(レン)や漢字を組み合わせて華恋(カレン)や純恋(スミレ)などが見られます。
訓読みの「コイ」を縮めて「コ」の響きで恋雪(コユキ)なども考えられますが、多くは「レン」「レ」の響きで使われるようです。
ちなみに「レン」の響きに当てられる漢字はほかにも「蓮」「怜」などが考えられます。
「恋」にはどんな印象がある?願いや想いを込めるなら?
「恋」の字からはすぐに「異性に想いをよせる乙女」や「他人を思いやる情愛」「ロマンチック」なイメージを想起するのではないでしょうか。女の子らしさを前面に表現できる漢字で、字面も曲線が多く「やわらかい」印象があります。
「心」という字が入っているのでどこか「人の暖かみ」を感じることもできそうです。
これらのイメージを活かして願いを込めるなら「いろいろな人を愛し、愛される魅力的な存在になってほしい」「一途でまっすぐな子になってほしい」「愛を与えられる人に」などが考えられそうです。
「恋」や「愛」にまつわることわざ、熟語はたくさんあります。お気に入りの言葉を探し、そこから願いや想いを込めてあげることも出来そうですね。子供の成長する姿に思いをはせて、素敵な願いの込もった名前をプレゼントしてあげてください。
【組み合わせて使われる漢字】
華恋(カレン)
果恋(カレン)
佳恋(カレン)
恋雪(コユキ)
純恋(スミレ)
澄恋(スミレ)
恋奈(レナ) など