佳の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
小学生や中学生のときにコンクールなどで見かけた「佳作(カサク)」の「佳」。読み方は分かるけど、実際にはどういった意味で使われているかよく分からない人も多いのではないでしょうか。名付けに使う場合は漢字の意味や由来を知ることで、より素敵な名前が考えられますよ。「佳」の名付けのポイントをご説明します。
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「佳」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 8画 |
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音読 | カ、カイ |
訓読 | めでたい、よ(い) |
名乗り | けい、よし |
意味 | 1. 美しい。優れている。立派
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由来/ 成り立ち |
「圭」は「整っている様子」を表し、亻(にんべん)を組み合わせて「整っている人=美しい人」を意味する。 |
説明の 仕方 |
佳作の佳。亻(にんべん)に土を二つ重ねる漢字 |
「佳」の意味や由来は?
「佳」は「美しい、優れている」などの意味をもつ漢字です。この意味の由来には諸説ありますが、「圭」は縦横の線を規則的に重ねた字であることから「整っている様子」を表し、これに「亻(にんべん)」を組み合わせて「整っている人=美しい人」を意味するようになったとされます。
さらに外見だけではなく心も整っているということから「優れている、立派である」という意味ももつようになりました。
「佳(カ)」の響きで女の子に人気
「佳」は男の子と女の子、性別問わずよく使われる漢字です。明治安田生命が発表する名前ランキングによると、1986年に由佳(ユカ)が人気名前の8位、1995年に佳奈(カナ)が4位にランクインするなど女の子の名前として使われていました。
2000年代に入ってからも愛佳(アイカ)や彩佳(アヤカ)、悠佳(ハルカ)など「カ」の響きで、止め字として使う名前は人気があります。他にも佳奈子(カナコ)や妃佳里(ヒカリ)のように止め字以外でも使える人気の漢字です。
男の子なら、佳祐(ケイスケ)や佳太郎(ケイタロウ)、佳人(ヨシヒト)など「ケイ」「ヨシ」の響きで広く使われています。漢字に直線が多く、子供が書きやすいのもポイントですね。
【「カ」の響きをもつ漢字】
「楓」「華」「香」「果」「花」「夏」など
【「ヨシ」の響きをもつ漢字】
「美」「嘉」「由」「啓」「圭」など
美しさとユーモアが共存する「佳」
「佳」は意味の通り「美しい」「優れている」というイメージがありますが、想像を膨らませると他にもたくさんのイメージを連想できます。
「佳」には「優れている」という意味があるので、「麗」や「美」などの漢字に伴う「美しさ」のイメージにはない、「賢さ」のニュアンスを含むのも特徴です。
また、「佳作」と使われるように、他よりも優れて評価されるという点から「センスの良さ」なども感じさせてくれますね。
「佳」がもつ心の豊かさを願いに込めて
「佳」のイメージを最大限に利用して名前に素敵な願いや想いを込めてあげましょう。
「美しい」「賢さ」のイメージから「心身とも美しくなるように」や「美しく、そして知的な人になってほしい」という願いを表現できます。また、「センスの良さ」から「才能を活かして、誰かのためになることをしてほしい」という想いを込めることもできます。
「佳」は美しさと一緒にセンスの良さやユーモアなど「内から発する豊かさ」を表現できます。「佳」の漢字を使って、赤ちゃんに素敵な名前を贈ってあげてくださいね。