果の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「果物」のイメージから「かわいらしい」印象をもった「果」。名前に使うのであれば、しっかりと意味を理解してこの一字を当ててあげたいですね。また、悪い意味がないかも気になるところ。「果」を使って納得のいく名前を考えられるように、名付けのポイントをご説明します。
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「果」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 8画 |
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音読 | カ |
訓読 | は(たす)、は(て)、は(てる) |
名乗り | あきら、か、はた、はたす、まさる |
意味 | 1. 果物。木の実
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由来/ 成り立ち |
「果」は木の上にたくさん実がついている様子を表している。 |
説明の 仕方 |
果実の果 |
「果」の意味や由来は?
「果実」「果樹」「果汁」などの言葉に使われているように、「果」には「木の実」の意味があります。この「木の実」の意味は漢字の成り立ちからきていて、「果」は「木の上にいくつも実がなっている」ことを表して生まれた字です。実が1つではなく複数あるので「口」ではなく、「田」が当てられているわけです。
また、樹の成長の産物として「木の実」は生まれるので、そこから「終わり、出来栄え、仕上がり」の意味ももつようになりました。「成果」「結果」はこの意味で使われいる熟語です。
「カ」の響きに当てられる「果」
「果物」の瑞々しくかわいらしい印象から「果」は女の子の名前にたびたび使われます。そのほとんどが音読みの「カ」の響きで使われ、名前の先頭で果穂(カホ)や果織(カオリ)、中間で美果子(ミカコ)、最後で遥果(ハルカ)や穂乃果(ホノカ)、彩果(アヤカ)などが考えられます。
数としては多くありませんが、男の子の名前にも使われます。その場合も「カ」の響きで琉果(ルカ)や豊果(ホウカ)、果維(カイ)と使われ、そのほかに一字で果(ハタス)と読ませる名前も見られます。
【「カ」の響きをもつ漢字】
「楓」「香」「華」「花」「佳」など
「果」にはどんなイメージがあるの?
「果」の字を目にすると、多くの人は「果物」「果実」という言葉の連想から、「小さくてかわいらしい」「瑞々しい」「フレッシュ」などのイメージを思い浮かべると思います。
あるいは、「成果」「結果」「果敢」という言葉から、自分が想像したことを現実のものとする「行動力」「力強さ」のイメージもあるかもしれません。
過去のある行為によって、後で報いとして受ける結果のことを「果報」といい、日本ではとくに「良い結果」に対してこの言葉が使われます。「果報は寝て待て」の意味、「幸運は焦らないで静かに時期が来るのを待つ」は有名ですね。
かわいらしさの中にも芯がある「果」
漢字のイメージを活かして「果」の一字に願いや想いを込めてあげたいですね。「かわいらしい」「瑞々しい」「フレッシュ」なイメージから、「かわいい女の子になってほしい」「果物のように瑞々しく美しい子に」「何事も初心を忘れない新鮮な気持ちをもった子に」など様々な願いを込められます。
「成果」を出すための「力強さ」と、「勇ましさ」を表現した四字熟語「勇猛果敢」を合わせて「何事にも臆せず、チャレンジングな人生を」「自分で決めたことは最後までやり通せる子に」などと考えることもできますよ。
「果」はかわいらしさの中にも芯がある気力に充ちた漢字です。「果」がもつ意味を理解して、わが子なりの素敵な願いを考えてあげてくださいね。
【組み合わせて使われる漢字】
果菜(カナ)
玲果(レイカ)
愛果(アイカ)
美果(ミカ)
悠果(ユウカ、ハルカ)
結果(ユイカ、ユウカ)
琉果(ルカ) など