澄の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「澄んだ空気」「澄み渡る青空」などの表現に使われ、清潔感のある爽やかな印象をもった「澄」。「スミ」の響きを用いて名付けによく使われる漢字です。より想いの込もった素敵な名前を考えられるように、漢字の成り立ちや意味、イメージといった「澄」の名付けのポイントを解説します。
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「澄」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 15画 |
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音読 | チョウ |
訓読 | す(ます)、す(む) |
名乗り | きよ、きよし、きよむ、すみ、すむ、すめる、ずみ、とうる、とおる |
意味 | 1. すむ。清い
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由来/ 成り立ち |
「上昇」を連想させる「登」と「水」を表す「氵(さんずい)」を組み合わせて「上澄みがあがって水が透き通る様子」を示している。 |
説明の 仕方 |
「氵(さんずい)」と「登」を組み合わせた漢字 |
「澄」の意味や由来は?
「澄」は送り仮名をふって「す-む」と読ませて、そのまま意味も表します。「すむ」とは「水が静まり返って清らか」「透き通って清い」「空に曇りがない」「音がさえる」などの状態を表す言葉で、そこから「澄」には「透明感」「爽やかさ」を連想する人が多いようです。
この成り立ちは、「のぼる」の意味から「上昇」を連想させる「登」と「水」を表す「氵(さんずい)」を組み合わせたことに由来します。水の中で汚れが分離するように「上澄みがあがって水が透き通る様子」を示していることに由来します。
「澄」は「スミ」「キヨ」など爽やかな印象をもった漢字
「澄」は「スミ」の響きを用いて女の子の名前によく使われます。「スミレ」の響きに当てて澄怜や澄礼、「カスミ」の響きに当てて華澄や佳澄、花澄などと使われるのが人気で、二文字名前の最初にも最後にも当てられます。また三文字名前の中間で亜澄美(アスミ)や葉澄実(ハスミ)と使うこともできますよ。
名乗りの「キヨ」を使えば澄香(キヨカ)、澄奈(キヨナ)など凛々しい雰囲気をもった名前も考えられます。
男の子に使う場合は、漢字の意味を活かして「誠実で澄み切っている様子」を表して真澄(マスミ)や「澄んで晴れ晴れとした空」を想像する澄晴(スバル)、「澄み切った心をもつ人」で澄人(キヨト)、「清らかで崇高な志をもつように」と澄志(キヨシ)など、名前全体で意味を表現することもできますよ。
凛とした印象の「澄」
「澄」は漢字の成り立ちにある「濁りのない澄みきった水」のイメージから、「透明感」「清涼感」「清潔感」を連想させる漢字です。女の子なら、何にも染まっていない「純粋」「ピュア」なイメージととらえられますし、男の子ならすっきり「さわやか」や「無邪気」と言い換えることもできそうですね。
また、その濁りのない様子から転じて、頭の中のもやもやがすっきり解消されて何にでも通じたような「聡明」な印象も与えます。「明澄(めいちょう)」と使えば「曇りなく澄み渡っていること」を表し、「明澄な知性」と使われることもあります。
赤ちゃんの無垢な姿を「澄」に重ねる
「澄」の「清らか」で「純粋」な様子は生まれてすぐの何にも染まっていない赤ちゃんにピッタリ重なりますね。「にごりのない純粋な心の持ち主に」と生まれてすぐの無邪気な様子をいつまでも大切にしてくれるよう願いを込められます。
また、澄み渡る空のすっきりと透明な様子から「さわやかで清潔感があり、誰からも好かれる人に」「どんな意見も受け入れられる懐の深い子に」と願いを込めるのも素敵ですね。
さらに、「聡明」な印象をもとに「頭で理解し、心で感じ、何事にも精通する人に」と表現することもできそうです。
「澄」を名前に持つ子は純粋な心で自分の信じた道をまっすぐ進む、さわやかな笑顔が似合う子に育ってくれそうですね。ぜひその印象を活かして素敵な名前をプレゼントしてあげてください。
【組み合わせて使われる漢字】
華澄(カスミ)
佳澄(カスミ)
花澄(カスミ)
澄香(キヨカ)
澄奈(キヨナ)
澄怜(スミレ)
澄礼(スミレ)
亜澄美(アスミ)
葉澄実(ハスミ) など