の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「基」は、「キ」や「モト」の響きで男の子の名前で見かけますね。「基礎」「基本」「基準」などの言葉に使われて普段から目にしますが、一文字だけでどんな意味をもつか知っていますか?「基」を使って素敵な名付けができるように漢字の意味や由来、名付けのポイントをご説明します。

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「基」漢字の読みや画数の基本情報

画数 11画
音読
訓読 もと、もとい
名乗り のり、はじむ、はじめ、みき、もとき、もとし、もとや
意味

1. もと。建物の土台。根本
2. もとづく
3. 鋤(すき)
4. 一周年
5. 理化学における、原子の集まり

由来/
成り立ち
「其」は「箕(キ)」という農具を表し、これに「土」を組み合わせた。「土の上に四角いもの(箕)がある=建物がある」となり、「建物の土台」を意味する。
説明の
仕方
基本の基

「基」の意味や由来は?

基礎

「基」は本来、「根本、建物の土台」を意味する漢字です。これは漢字を「其」と「土」に分解すると由来が見えてきます。

「其」は「箕(キ)」という農具を表します。「箕」は形が四角いことから「其」も四角いものを表し、これに「土」を組み合わせることで「土の上に四角いものがある=建物がある」となりました。そこから「建物の土台」の意味が生まれました。そして、建物を支える「もと」となるもの、すなわち、「根本」の意味も生まれ、「モト」という読みができました。
「基礎」「基本」「基準」などはこの意味で使われていますね。

ちなみに、この「モト」の意味をもつ漢字は他にも「」や「本」などがあり、それぞれ使い方が違います。一部、意味が重なる漢字もありますが、名前を考えるときの参考にしてください。

【「モト」と読む漢字の使い分け】
・基 「物事を成り立たせる基礎」
    例:事実を基にする
 「物事の始まり、根源」
    例:元に戻す、口は災いの元
・本 「物事の中心になる部分」
    例:農は国の本
・素 「物事の原料・材料」 
    例:卵を素に作る
・下 「物事の範囲」
    例:管理の下、条件の下で

「基」の名付けのポイントは?

「基」は最近だと、「キ」の響きで男の子の名前によく使われます。基一(キイチ)のように名前の先頭で見られることもありますが、裕基(ユウキ)や陽基(ハルキ)、晃基(コウキ)など止め字のほうがよく使われます。

「モト」の響きでも基己(モトキ)、輝基(テルモト)と名前の先頭、止め字どちらにも使うことができます。一文字名前で基(ハジメ)と読むほか、基(モトイ)という特徴的な響きも名前に使えそうですね。

漢字の意味から考えると女の子の名前に使ってもおかしくないのですが、字面が硬い印象を与えるので女の子の名前での使用例は多くありません
麻基(マキ)や祐基子(ユキコ)のように柔らかい印象の漢字と組み合わせるなどの工夫が必要です。

「基」がつく子はしっかりもの

「基」がもつ「基礎」「基本」という言葉のイメージは、これから生まれて経験を積み上げていく赤ちゃんにふさわしい漢字ともいえます。

ベースがしっかりしているとグラつかない強さがあり、左右対称な字面も「どっしりと安定した」様子を想起させます。そこから「挨拶など、人として基本ができる子に」「みんなを支えられる強い子に」「しっかりと経験を積み上げて堅実な人になってほしい」などの想いを込めることができます。

「基」の字からは「何があってもブレない安定した印象」を感じとることができますね。「基」の漢字を使って素敵な名前を赤ちゃんにプレゼントしてあげてください。

【組み合わせて使われる漢字】
基一(キイチ)
基(コウキ)
基(テルモト)
基(ハルキ)
(モトキ)
基(ユウキ) など

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