の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「名誉」「栄誉」など、喜ばしい場面で目にする「誉」の漢字。名前で使う場合には、特徴的な「ホマレ」の響きで使われます。赤ちゃんにこの漢字を贈るなら、意味やそこから派生してどんな願いが込められるかも知っておきたいですね。「誉」を使って素敵な名前を考えられるように意味や由来、名付けのポイントをご説明します。

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「誉」漢字の読みや画数の基本情報

画数 13画
音読
訓読 ほま(れ)
名乗り しげ、たか、たかし、のり、ほまる、ほまれ、ほむ、ほん、もと、やす、よ、よし
意味

1. 良い評判。名誉。ほまれ
2. 褒める。たたえる
3. 正す
4. 楽しむ

由来/
成り立ち
「誉」はもとは「譽」と書いた。「與」に「ほめる、たたえる」の意味があり、「言」を組み合わせて「皆が言葉をそろえてほめること」を表す。
説明の
仕方
名誉の誉、「ほまれ」

「誉」の意味や由来は?

表彰

「誉」は、もともと「與」と「言」を組み合わせた「譽」という漢字でした。「與」には「褒める」の意味があり、「言」を組み合わせて「皆が言葉をそろえてほめること」を表します。
ここから「ほめる、たたえる」や高い評価を受けている様子から「良い評判」の意味が生まれました。

特徴的な「誉(ホマレ)」の響き。ほかの読み方は?

「誉」は名前に使われる場合、多くが「ホマレ」という特徴的な響きで使われます。女子サッカー元日本代表の澤穂希(ホマレ)選手の影響もあって、「ホマレ」の響きは名前で耳にするようになりましたね。

今回の「誉」を使った「ホマレ」の名前は*男の子、女の子どちらにも使われます。ただ、字面に直線が多く、少し堅い印象があるので、どちらかというと男の子の名前に多いようです。

「誉」はほかにも名前に使える響きをもっています。たとえば、「高い評判」の意味から生まれた「タカ」や、「ほめる→良いこと→善」の連想から生まれた「ヨシ」の響きが挙げられます。これらを使えば、男の子に和誉(カズタカ)や誉宏(タカヒロ)、誉人(ヨシト)、誉樹(ヨシキ)など、女の子なら誉子(タカコ、ヨシコ)や誉美(タカミ、ヨシミ)、誉帆(タカホ)などと使うことができます。

立派な印象を与える「誉」

「誉」は「名誉」「栄誉」などの熟語に使われていることから、多くの人が縁起の良さそうな漢字だととらえています。どちらの熟語も「良い評判を得ること」を表し、「名誉な話」「栄誉に輝く」などと使われます。内閣総理大臣の決裁で表彰される「国民栄誉賞」という言葉も有名ですね。「賢い」「運動ができる」「芸術に長けた」など、周囲に「才能」や「能力」を広く認められている様子、立派な様子が想起されます。

余談ですが、「Campus(キャンパス)ノート」などの文房具で有名なコクヨ株式会社は、「国誉(コクヨ)」が社名の由来です。「国の光、宝になる」という設立当初の想いを忘れないように命名されたそうで、開業から100年ほど経った現在では「多くの人に認められる」会社となりました。

「誉」にはどんな願いや想いが込められる?

「誉」を名前に使うなら、漢字がもつ印象を活かせば様々な願いや想いを込められますよ。周囲認められた存在であることから「一芸に秀でた子に育ってほしい」「周囲から認められる尊い存在になってほしい」とこれから過ごす人生の成功を願うことができます。

また、「誉」を使った言葉に「出藍之誉(しゅつらんのほまれ)」という四字熟語があり、意味は「弟子がその師匠を越えて優れているたとえ」を表します。
「○○に関しては師匠の私より出藍之誉だ」と使われるこの言葉からは、たんに「弟子が褒め称えられる」イメージだけではなく、師から技術や伝統を引き継ぎ、そこから大成するような情景が浮かびます。たとえ自分が有名にならなくとも、後世に何かを残していくこともまた、充分評価されるべきことですよね。

「誉」は立派な振る舞いと同時に、周囲への「影響力」も連想される漢字です。願いの込もった名前を胸に、わが子に素敵な人生を歩んでもらいたいですね。

【組み合わせて使われる漢字】
誉(カズタカ)
(タカヒロ)
(ヨシト)
(ヨシキ) など

(タカコ、ヨシコ)
(タカミ、ヨシミ)
(タカホ) など

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