宏の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「ヒロシ」の一文字名前や「コウ」「ヒロ」の響きで名前によく使われる「宏」。ただ日常生活ではあまり見かけないので、一字でどんな意味をもつか知らない人も多いのではないでしょうか。意味や由来を知って、素敵な名前を考えるヒントになるように「宏」の名付けのポイントをご説明します。
更新日:
「宏」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 7画 |
---|---|
音読 | コウ |
訓読 | ひろ(い) |
名乗り | あつ、ひろし |
意味 | 1. 広い
|
由来/ 成り立ち |
「厷」は「広さ」「大きさ」を、「宀(うかんむり)」は建物の屋根を表す。2つを合わせて「奥行のある建物」を表現している。 |
説明の 仕方 |
宀(うかんむり)にカタカナの「ナ」と「ム」を組み合わせた字 |
「宏」の意味や由来は?
「宏」は「広い」「大きい」の意味をもつ物理的な大きさを表現した漢字です。その由来は漢字の成り立ちと関係しています。
「宏」の字の中にあるカタカナの「ナ」と「ム」を合わせたような「厷」の字は、右腕を大きく曲げてヒジを張る形を表し、「広さ」「大きさ」を連想させます。これに建物の屋根を表す「宀(うかんむり)」が組み合わさって、「奥行のある建物」を表現しました。
現在では「広」と同じ意味で使われ、広く大きいことを「宏大」とも「広大」とも書きます。
男の子に使える名乗りの多い「宏」
「宏」は、一文字名前の「宏(ヒロシ)」や、縮めた「ヒロ」、音読みの「コウ」の響きで名前に使われます。どれも男の子の名前に使えそうな響きばかりですね。宏翔(ヒロト)や宏之(ヒロユキ)、和宏(カズヒロ)、宏輝(コウキ)宏佑(コウスケ)、宏平(コウヘイ)などが考えられます。なかでも「コウ」の響きは近年男の子の名前で人気があるので、カッコイイ名前を考えられそうですね。
男の子の名前で多く目にする「宏」ですが、「ヒロ」の読みを使えば女の子の名前にも使えますよ。宏絵(ヒロエ)や宏美(ヒロミ)、宏子(ヒロコ)、実宏(ミヒロ)など女の子らしい漢字を組み合わせてあげるのがポイントです。
【「コウ」の響きをもつ漢字】
「紘」「航」「公」「晃」「煌」など
【「ヒロ」の響きをもつ漢字】
「浩」「弘」「裕」「祐」「大」
「宏」の壮大な印象を赤ちゃんに重ねる
「宏」がもつ「広い」「大きい」の意味を活かして、ぜひ素敵な願いや想いを赤ちゃんの名前に込めてあげてください。
「宏」を使った言葉には、「とてつもなく多きい様子」を表す「宏大無辺(こうだいむへん)」や、「将来のことまで含めた大きな規模の計画」を表す「宏図(こうと)」、「広い度量」を表す「宏量(こうりょう)」など、どれも「壮大」で「スケールの大きさ」を感じさせます。その広がりを「心の大きさ」に当てはめれば「落ち着きのある」と連想することもできます。
ここから、「温かく包み込むような優しい子になってほしい」「視野が広く、思慮深い子に」と願いを込められます。また「広い」視野から物事を考える様子から「様々な視点、角度で物事を考えられるユーモアのある子に」と表現することもできそうですね。
ぜひ「宏」を使った名前に素敵な想いを込めて、赤ちゃんにプレゼントしてあげてくださいね。
【組み合わせて使われる漢字】
宏翔(ヒロト)
宏之(ヒロユキ)
和宏(カズヒロ)
宏輝(コウキ)
宏佑(コウスケ)
宏平(コウヘイ)