英の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「英知」「英雄」といった言葉に使われ、知的でリーダーシップを感じさせる「英」。以前は「ヒデ」の響きを使った名前が見られましたが、最近では「エイ」の読みでもよく使われるようになりました。素敵な名前を考えるために、「英」の意味や由来など、名付けに役立つポイントをご紹介します。
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「英」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 8画 |
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音読 | エイ |
訓読 | はな、はなぶさ |
名乗り | あきら、あや、え、すぐる、たけし、つね、てる、とし、ひで、ひでる、ひら、ふさ、ぶさ、よし |
意味 | 1. 花。特に咲いても実のならない花
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由来/ 成り立ち |
鮮やかさ、美しさを意味する「央」に植物を表わす「艹(くさかんむり)」が組み合わさっている。「美しい花」から転じて「優れている」の意味に。 |
説明の 仕方 |
英語の英 |
「英」の意味や由来は?
「英」はもとは「美しい花」、そこから派生して「美しい、優れている、秀でる」などの意味をもつ漢字です。鮮やかさ、美しさを意味する「央」と植物を表わす「艹(くさかんむり)」が組み合わさって「美しい花」を表わしたのが由来です。植物の「タンポポ」も漢字にすると「蒲公英」と書き、「英=花」の意味で使われています。
そのため、意外と知られていませんが「英」の一字で「はな」「はなぶさ(花房)」という読み方もあり、華やかで美しいイメージをもつ漢字といえます。
「英」は女の子の名前に使われる?
「英」は元サッカー選手の中田英寿(ヒデトシ)さんや俳優の伊藤英明(ヒデアキ)さんのように「ヒデ」の響きで名前に使われ、ほかにも「エイ」の響きを使った英太(エイタ)、英斗(エイト)など、どちらかというと男の子に使われている印象があるかもしれません。
しかし、「花」や「美しい、優れている」などの意味を考えると、男の子、女の子どちらの名前にも使われる漢字です。世界的ファッションデザイナーの森 英恵(ハナエ)さんは特徴的な「ハナ」の響きが当てられていますね。
また、「エイ」を縮めた「エ」の読みで、英里奈(エリナ)や英美(エミ)、里英(リエ)と女性らしい名前を考えることもできます。
このように「英」には「ヒデ」「エイ」「エ」といった有名な響きのほかにも、「ハナ」「アキラ」「アヤ」「テル」「ヨシ」など多くの名乗りがあるため、様々な組み合わせの名前が考えられます。
【「エイ」の響きをもつ漢字】
「瑛」「栄」「詠」「映」など
「英」にはどんなイメージがある?
「英」を使った熟語を知ると漢字のイメージが広がりますよ。「才能・武勇に優れた人」を「英雄」、「優れた決断」を「英断」、「優れた知恵」を「英知」といい、「英」を使った熟語は「優れた」という意味をもとに何かに秀でたスペシャリストを連想させます。判断力のある「知的」で「リーダーシップ」のあるイメージをもつ漢字といえます。
また、「英=イギリス」を連想し、「美しい」の意味と重ねて「モダン」で「美しい」「上品」などのイメージに展開することもできます。海外でも通用する名前に、と願いを込めることもできそうです。
字面を見ると、左右の払いに支えられた安定感のある字で、他の字と組み合わせやすいのも特徴です。
輝かしい未来への希望を「英」にたくす
「英」のイメージを活かせば、名前に様々な願いや想いを込められますよ。「知的で賢い」「優れた」イメージから、「文武両道な子になるように」「ヒーローのように優れた才能の持ち主に」といった願いを込められますね。
「花」を意味する漢字なので「花が開く」や「おしとやかで美しい」イメージと重ねて「人生を通じて大きな花を咲かせてほしい」「上品な振る舞いができる子に」と輝かしい未来への希望を「英」にたくすことができます。
「英」の字が意味する「花」がたくさん咲くように、実りの多い未来を歩んでほしいですね。イメージを膨らませて素敵な名前をプレゼントしてあげてください。
【組み合わせて使われる漢字】
英樹(ヒデキ)
英斗(エイト、ヒデト)
英寿(ヒデトシ)
英里奈(エリナ)
英美(エミ)
梨英(リエ) など