樹の意味は？名付けのポイントを徹底解説！
「樹木」「街路樹」「樹立」「樹脂」など様々な言葉に使われる「樹」。「キ」の響きをもつことで知られているので、「佑樹（ユウキ）」や「春樹（ハルキ）」など男の子の名前の止め字として頻繁に見かけますね。どんな意味があり、どんな願いを込められるのか「樹」を使って素敵な名前を考えられるように、名付けのポイントをご説明します。
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「樹」漢字の読みや画数の基本情報
| 画数 | 16画 |
|---|---|
| 音読 | ジュ |
| 訓読 | う(える)、き、た(てる) |
| 名乗り | いつき、しげ、しげる、じ、たかし、たつ、たつき、な、のぶ、みき、むら |
| 意味 | 1. 木
|
| 由来／ 成り立ち |
「壴」は「立てる」、「寸」は「手」を意味し、「尌」で「手で立てている様子」を表現した。これに「木」を合わせて「樹木を手で立てている様子」の意味に。 |
| 説明の 仕方 |
樹木の樹 |
「樹」の意味や由来は？
「樹」は「樹木」という言葉で使われているように、「木」そのものや、草木などの「植物の総称」を表します。訓読みでは「キ」と読まれているので意味はなんとなく想像できたかもしれません。
この漢字の成り立ちは「木」「壴」「寸」の3つに分解すると見えてきます。
「壴」は「立てる」、「寸」は「手」の意味をもち、2つを組み合わせて「尌」で「手で立てている様子」を表現しています。そこに「木」を加えると「樹木を手で立てて安定させる」つまり「立てる」「植える」や「木」そのものを意味するようになりました。
「樹」は「イツキ」の響きが人気！
「樹」は男女どちらの名前にも使われますが、どちらかというと男の子によく使われます。中でも一文字名前の「樹（イツキ、タツキ）」は人気があり、明治安田生命の名前ランキングで2004～2015年の12年間連続でランクインしています。2011年に限っては4位に入るほどでした。
「貴」「紀」「希」と同様に、止め字の「キ」として使うのも人気があり、大樹（ダイキ）や一樹（カズキ）、優樹（ユウキ）などが見られます。
女の子の場合は個性的な「ジュ」の響きを使って杏樹（アンジュ）や樹里（ジュリ）と使われたり、「キ」の響きで亜樹（アキ）や沙樹（サキ）と使われたりします。女の子らしい「ミキ」の名乗りもあり、一字で樹（ミキ）とすることもできます。
【「キ」の響きをもつ漢字】
「貴」「紀」「希」「葵」「基」など
「樹」にはどんな願いや想いが込められる？
「樹」からは草木が長い冬を超え、少しずつ新緑を芽吹かせる情景を想像できます。ここから「生命力」や、自ら大きく育つ「自立心」「前向きな成長」のイメージがあります。
また、物事がしっかり立つことを「樹立」といい、ここから「目標達成」や結果を出すため「自分に打ち勝つ」などの連想もできます。
願いや想いを込めるなら「生命力」「自立心」のイメージを活かして「大樹のように大きく成長してほしい」「どっしりと頼られる存在に」などが考えられます。
他には「樹」の成長と「自分に打ち勝つ」イメージを組み合わせて「樹のようにまっすぐで正直な人になってほしい」「筋の通った立派な人に」「自分の殻を破って可能性を磨いてほしい」などの願いも込められそうです。
「樹」からは、どんな困難にも負けずに少しずつ「成長する力強さ」や、周囲の動植物と「調和のとれた」雰囲気も伝わってきます。影響力のある魅力的な人になるように、「樹」の一字から素敵な名前を考えてあげてください。
【組み合わせて使われる漢字】
大樹（ダイキ）
直樹（ナオキ）
陽樹（ハルキ）
瑞樹（ミズキ）
佑樹（ユウキ）
優樹（ユウキ） など
