央の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「真央」「玲央」など、「央」は「オ」の響きで止め字によく使われます。左右対称で字のバランスも良く、「中央」という言葉からは色々とイメージが広がりそうですね。名付けで使うときには注意すべき点があるのでしょうか。「央」を使って素敵な名前を見つけられるように漢字の意味や由来、名付けのポイントをご説明します。
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「央」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 5画 |
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音読 | オウ |
訓読 | なか(ば) |
名乗り | あき、あきら、お、ちか、てる、なかば、ひさ、ひさし、ひろ、ひろし、よう |
意味 | 1. 真ん中。中央。真っ最中
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由来/ 成り立ち |
人を表す「大」に、枷(かせ)を表す「冖」を合わせて、体の中心である首を押さえている様子を表す。 |
説明の 仕方 |
中央の央 |
「央」の意味や由来は?
「央」には「真ん中、中央」「久しい」などの意味があります。この意味の成り立ちは字をよく見ると分かります。
「央」は「大」に「冖」を組み合わせてできた漢字です。「大」は両手両足を広げた人の形で、「冖」の形の枠(枷)で首や手のあたりを押さえられている様子を表現しています。
ここから「首という大切な部分=真ん中、中央」という意味が生まれ、真ん中で上下左右に分断されている様子から「離れる=久しい」の意味も生まれました。
「オ」の止め字で男女ともに人気の「央」
「央」は一般的には「オウ」と読みますが、名付けでは縮めて「オ」の響きで止め字によく使われます。
止め字の「オ」は男女ともに人気があり、明治安田生命の名前ランキングでは「央」を使った名前が多数ランクインしています。女の子なら莉央(リオ)や奈央(ナオ)、未央(ミオ)、麻央(マオ)など2字2音の名前で2004~2015年まで毎年ランクインしています。2006年に関しては真央(マオ)が8位にランクインする人気ぶりでした。
男の子では「怜央(レオ)」の名前が人気で2004~2015年まで度々ランクインしています。
「オ」の響きに当てられる漢字は、そのほかに「桜」「王」「緒」「音」などが挙げられます。その中でも「央」は性別的なイメージを伴わないので男女どちらにも使われるのが特徴です。その反面、性別が分かりにくくなる可能性がありますので、漢字の組み合わせを工夫してあげてくださいね。
また、「オウ」や「オ」の読み以外に「アキ」「ヒロ」などの名乗りがあります。しかし、あまり馴染みがないので一見では読めない人も多くいます。これらの名乗りを使うときは、読み方が限定できそうな漢字と組み合わせるなどの工夫をすると良さそうです。
「央」にどんな想いを込められる?
「央」は、その意味通りに「物事の中心」や「ブレずに真ん中にいる=まっすぐ」という印象を与えます。「物事の中心」を人間関係に当てはめると、周囲に人が集まるような中心になる存在、つまり「リーダー」や「人気者」を「央」は想起させてくれます。
願いを込めるなら「友達のピンチを助けてあげられるヒーローのような存在に」「人をまとめあげるリーダーになってほしい」「どんな場面でも中央で活躍できる才能の持ち主に」などが思い浮かびますね。
止め字に「央」を使う2文字名前は呼びやすく、親しみやすいのが特徴です。「央」を使って親しみのある素敵な名前をプレゼントしてあげてくださいね。