茉の意味は？名付けのポイントを徹底解説！
女の子の名前で見かけることが増えた「茉」。「茉莉」や「茉莉花」などの花の名前に使われ、かわいらしい雰囲気が女の子にピッタリの漢字です。「茉」を使って素敵な名付けができるように、漢字の意味や由来、どんな花を表すのかなど、名付けのポイントをご説明します。
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「茉」漢字の読みや画数の基本情報
| 画数 | 8画 |
|---|---|
| 音読 | バツ、マツ |
| 訓読 | - |
| 名乗り | ま |
| 意味 | 「茉莉」で、モクセイ科の常緑小低木。 |
| 由来／ 成り立ち |
インドでジャスミンのことを「mallika（マリカ）」と呼び、中国ではこれに「末利」の漢字が当てられた。そこに「艹（くさかんむり）」がついて「茉莉」の字に変化した。 |
| 説明の 仕方 |
艹（くさかんむり）の下に期末の末 |
「茉」の意味や由来は？
「茉」は「マツ」や「マ」の響きがあり、「莉」という漢字と合わせて「茉莉（マツリ）」や「茉莉花（マリカ）」と書いて、モクセイ科ソケイ属の植物「ジャスミン」を表します。そこから「茉」の一字でも、ジャスミンを連想させるようになりました。
「茉莉」「茉莉花」と呼ぶようなった由来は諸説ありますが、古代のインドではジャスミンのことを「mallika（マリカ）」といっていたことから、中国では「末利」の漢字が当てられ、その後に植物を表す「艹（くさかんむり）」がくっついて「茉莉」の字に変化したと考えられています。
「茉莉花」はどんな花？
「茉莉」や「茉莉花」はジャスミンの中でも特に「アラビア・ジャスミン」のことを指すのが一般的です。
香りが高く、真っ白なきれいな花を咲かせるのが特徴で、ジャスミン茶のように飲料として使われるほか、ハーブオイルやお香など、香り高いことを活かして様々な用法で使われます。花言葉は「清浄無垢」「長すぎた春」「愛想がよい」の3つ。
アラビア・ジャスミン
ちなみに、ジャスミンとは英語圏の呼び名のことで、インドネシアでは「ムラティ」、ハワイでは「ピカケ」と呼び名が異なり、それぞれの呼び名で表している植物も厳密には少しずつ違います。
ジャスミンというと「モクセイ科ソケイ属の植物の総称」を指し、「茉莉花」はその中の一種「アラビア・ジャスミン」を表すとされています。
「マ」の響きで使われる「茉」
「茉」は「マ」の響きで女の子の名前によく使われます。ジャスミンの花を連想することから柔らかく可愛らしいイメージが女の子の名前にピッタリですね。
もともとは「マツ」の読みで使われていた漢字ですが、有名な小説家・森鴎外が娘に「茉莉（マリ）」と名付けたことから、「マ」の読みが広まりました。現在では、茉子（マコ）や茉奈（マナ）、茉穂（マホ）、陽茉梨（ヒマリ）など名前の先頭、中間に多く使われています。
女の子のイメージが強い漢字ではありますが、男の子の名前としても使われます。使用例は少ないですが、竜茉（リュウマ）や颯茉（ソウマ）、茉弘（マヒロ）のように男の子らしい漢字と組み合わせることが多いようです。
【「マ」の響きをもつ漢字】
「真」「眞」「麻」「舞」など
純白で愛らしい印象の「茉」
「アラビア・ジャスミン」の花から「茉」のイメージを膨らませてみてください。
純白で可憐な花びらからは「可愛らしさ」や「誠実」「清楚」のイメージが思い浮かび、花言葉の「清浄無垢」「愛想がよい」につながります。
観賞用として爽やかな1日の始まりを感じさせ、花の香りも高いことから「リラックス」「癒し」の印象も与えてくれそうです。
「茉」を使うと清楚で可憐な女性に
「茉」の字には我が子に対する「愛らしさ」を素直に表現することができますが、子どもの成長する姿を想像しながら、願いや想いを込めてあげましょう。
「リラックス」「癒し」のイメージから「周囲を和ませてくれる存在に」、「可愛らしさ」や「誠実」のイメージから「綺麗な女性になってほしい」「裏表のない素直な子になってほしい」という願いを込められます。
清楚で美しい様子はまさに大和撫子。意味やイメージを知るとやっぱり女の子にピッタリの漢字といえますね。赤ちゃんに「茉」を使った素敵な名前を贈ってあげてください。
