の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

女の子の名前でとても人気がある「彩」。「アヤ」の響きが女性らしく、芸能人の名前でもよく見かけますね。「色彩」「水彩画」「迷彩柄」などの言葉で目にする機会も多いと思いますが、どんな意味やイメージがある漢字かご存知ですか?「彩」を使って素敵な名前をつけられるように名付けのポイントをご説明します。

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「彩」漢字の読みや画数の基本情報

画数 11画
音読 サイ
訓読 あや、いろど(る)、いろどり
名乗り あ、いろ、さ、たみ、てる
意味

1. いろどり。模様。つや。輝き
2. 色をつける。飾る
3. 形。姿。様子
4. 美しい。飾りがある

由来/
成り立ち
「采」は木の実を手でとる場面を表現し、「彡」は髪が流れている形で、2つを組み合わせると「木から色をとって綺麗に飾る=いろどる」を表現した。
説明の
仕方
色彩の彩。「イロドリ」

「彩」の意味や由来は?

木

「彩」は色やツヤ、輝き、模様などを表す「いろどり」の意味がある漢字です。これは漢字をヘンの「采」とツクリの「彡」に分解すると由来が見えてきます。

「采」は木の上に爪(手)がある様子を表し、木の実を手でとる場面を表現しています。「彡」は髪が流れている形で、綺麗でつややかなイメージを伴う文字です。木から実を取ることは、木の「色をとる」ことでもあるので、2つを組み合わせると「色をとって綺麗に飾る=いろどる」という意味となりました。
ここから派生して、綺麗にいろどられた「美しさ」や、その美しい「姿・形・様子」の意味も生まれました。

「アヤ」の響きで女の子に人気の「彩」

「彩」は女の子の名前でよく使われます。1980年代からすでに人気があり、明治安田生命の名前ランキングによると彩(アヤ)の一文字名前は1985~1997年の間、ほぼ毎年トップ10に入る人気の名前でした。2000年代に入ると、今度は一字で使うよりも彩乃(アヤノ)や彩佳(アヤカ)など「アヤ」の響きに漢字を組み合わせて使われ、頭文字だけをとった「ア」の響きで彩衣(アイ)、彩美(アミ)などと使われる名前も出てきています。「ア」の響きでは「」と並ぶ人気があります。
「アヤ」の響きは男の子の名前にも使われ、彩都(アヤト)や彩太(アヤタ)のように男の子らしい漢字と組み合わされます。

「彩」の名乗りには「サイ」や、縮めて「サ」の読みもあるので、女の子なら千彩(チサ)、彩樹(サキ)、里衣彩(リイサ)など、男の子なら彩翔(サイト)、彩玖(サク)など様々な使い方ができます。非常に自由度の高い漢字といえます。

「サイ」と「アヤ」の響きを組み合わせて「サヤ」と読ませる名前も見かけますが、使用例はそれほど多くないようです。

【「アヤ」の響きをもつ漢字】
」「」「」「」「文」など
【「サ」の響きをもつ漢字】
」「」「早」「」など

「彩」がもつ色彩豊かなイメージを活かす

絵

「彩」がもつ「いろどり」の意味からは、「色彩豊か」「美しい」「センスがある」「芸術的な」様子をイメージできます。「際立って優れて見えること」を表す「異彩を放つ」ということわざにも「彩」が使われていますね。
また、「彩」の字を使った「彩りを添える」という言葉があります。これは色を付け加えていくことから転じて、「変化を与えて、面白みが増すこと」を意味し、「主体的で、明るく前向き」な様子を想起させてくれます。
「何気ない日常に彩を加える」と歌われる、男性ロックバンド・Mr.Childrenの「彩り」という楽曲は、まさにこの意味合が含まれていています。

「彩」は美的センスの持ち主!

女の子

「彩」の漢字がもつイメージを活かして、シンプルに願いを込めてあげてください。「彩りのある人生を送ってほしい」という願いや、その他に「美しい」「センスがある」「芸術的な」というイメージを使って「微妙な違いや感覚の分かる人になってほしい」「芸術の才能を開花させてほしい」などの願いが込められますね。

「彩」は女性らしい「アヤ」の響き、ほかの漢字との組み合わせやすさ、ポジティブなイメージなどから名付けに使いやすい漢字です。「彩」の一字を使って素敵な名前を考えてあげてくださいね。

【組み合わせて使われる漢字】
(アヤノ)
(アヤカ)
(アヤナ)
彩(サアヤ)
(アヤト)

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