の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「沙」は「サ」の響きで女の子の名前によく使われます。普段の生活ではあまり見かけない漢字なので、「沙樹(サキ)」や「沙羅(サラ)」のように、定番の響きもどこか新鮮な印象を与えてくれます。「沙」を使った素敵な名前が思いつくように意味や由来など、名付けのポイントをご説明します。

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「沙」漢字の読みや画数の基本情報

画数 7画
音読 サ、シャ
訓読 すな
名乗り いさ、す
意味

1. 砂
2. 砂漠。砂原
3. 水辺。水際
4. 小さく(細かく)美味な物の名前に冠する語[沙糖(砂糖)」
5. 水で洗って悪い物を除く。よなげる
6. 梵語の音訳

由来/
成り立ち
「氵(さんずい)」は水、「少」は砂が散乱している様子を表す。組み合わせて「水辺の砂浜にある細かい砂」を意味するようになった。
説明の
仕方
氵(さんずい)に少

「沙」の意味や由来は?

砂浜

「沙」は、ツクリにある「少」が「小さな砂が散乱している」様子を表します。「氵(さんずい)」と組み合わせることで「水辺の砂浜にある細かい砂」を表し、「砂」「水辺、水際」などの意味が生まれました。ほかにも熟語で「沙汰」と使われるように「沙」には「水で洗って悪い物を除く」の意味があります。これはもともと「沙」が砂、「汰」が「選び分ける」の意味で、砂に混じる金を選び分けることを表現した言葉でした。ここから「汰」がもつ「選び分ける」の意味を、「沙」ももつようになりました。
また、インドの古い言葉を音訳する時に、「サ」の音に「沙」が当てられたこともあり、「沙羅双樹(サラソウジュ)」「沙弥(シャミ)」「沙羅(サラ)」など特徴的な言葉にも見られます。

余談ですが、「沙」は「沙漠」「沙丘」のように「砂」と同義で熟語にも使われます。一説によると、「沙」と「砂」の違いは「砂の目の細かさ」だといわれ、「沙」の方が目が細かくサラサラとした砂を表すそうです。

女の子の「サ」の響きに当てられる「沙」

「沙」は「サ」の響きで、特に女の子の名前に好まれ、人気の「サキ」の響きになるように漢字を当てて沙紀、沙希、沙姫と使われます。ほかにも、二文字二音の名前で使われることが多く、美沙(ミサ)や梨沙(リサ)、沙奈(サナ)など様々な名前が考えられます。

「サ」の響きに当てられる漢字は「」「」「」などが挙げられますが、「沙」は画数が少なくシンプルな字面なので、沙保里(サオリ)や美沙子(ミサコ)のように名前全体の字数が多くてもバランスが取りやすい特徴があります。
ひょっとすると、形が似ている「」とは漢字選びを迷うかもしれません。意味や漢字がもつ印象もまったく違うので、どんな願いを込めたいか想像した上で、イメージに合った漢字を選んであげてくださいね。

【「サ」の響きをもつ漢字】
」「」「」「早」「佐」など

「沙」にはどんな願いや想いが込められる?

親子

「沙」には「水辺の砂浜にある細かい砂」の情景から想像を膨らませると様々なイメージが思いつきます。「夏の澄み切った海」や水辺の「穏やかで波が立たない」様子、さらには、波打ち際の砂は波に流されたり、踏まれたりしても形を変えて留まるので「柔軟に変化する」と連想できます。
また、「水で洗って悪い物を除く」の意味からは「良いモノを見分ける」「洗練された」イメージも出てきます。

ここから願いや想いを込めるなら、「海」「砂浜」の情景を思い浮かべて「海のように大きく、心の広い子に」「自分をしっかりもち、環境によって柔軟に変化できる人に」などが思いつきます。
「良いモノを見分ける」「洗練された」などのイメージを活かせば、「優れたもの、美しいものを追い求めてほしい」「正しいことかどうか、しっかりと見極められる人に成長してほしい」などの願いを込めることもできます。

「沙」は悪い意味もないので、「サ」の響きに当てるにはピッタリの漢字です。イメージを膨らませて願いの込もった素敵な名前をプレゼントしてあげてくださいね。

【組み合わせて使われる漢字】
(サアヤ)
(サオリ)
(サキ)
(サキ)
(サナ)
沙(リサ)
沙保(サオリ)
(サヤカ)
(ミサコ) など

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