章の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「文章」や「楽章」といった言葉に使われる「章」は、字面が左右対称で美しく、響きも名付けに使いやすい漢字です。少し古風な印象があるかもしれませんが、漢字の由来や成り立ちを知ると「章」の持つ魅力を理解できますよ。赤ちゃんの名前を考えるときに役立つ「章」の名付けのポイントをご紹介します。
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「章」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 11画 |
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音読 | ショウ |
訓読 | あき(らか) |
名乗り | あきら、あや、き、たか、とし、のり、ふさ、ふみ、ゆき |
意味 | 1. あや。美しい模様。飾り
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由来/ 成り立ち |
「章」は「針」を表す「辛」に「日」を組み合わせてできた漢字。「針先にある墨だまり」を表している。 |
説明の 仕方 |
文章の章 |
「章」の意味や由来は?
「章」はもともと「しるし」や「美しい模様」などを表す漢字でした。これは漢字の成り立ちを確認すると分かります。漢字の中間にある「日」を省いた、「辛」という字は「針」を指します。これに「日」が組み合わさって「針先にある墨だまり」を表現して「入れ墨を入れる針」を表したとされます。古来、入れ墨は通過儀礼として社会的な身分を表すために用いられており、ここから「美しい模様」「しるし」の意味が生まれました。
また、「しるし」は何かをはっきりと識別するためのものなので、転じて「はっきりと区分けしたもの→区切り、区別」の意味が生まれ、詩文の一説を表わす「文章」や、楽曲の一部を表わす「楽章」と使われるようになりました。
「章」を使ってどんな名前が考えられる?
「章」は古くは飛鳥時代から名付けに使わている歴史の長い漢字です。「アキ」「アキラ」の響きが有名で、一文字名前の章(アキラ)や組み合わせて章斗(アキト)、章大(アキヒロ)のように男の子の名前に使われることが多く、近年では音読みの「ショウ」の響きを用いて章介(ショウスケ)や章平(ショウヘイ)、章真(ショウマ)なども見られます。仮面ライダーの原作を描いた漫画家・石ノ森章太郎(ショウタロウ)さんにも「章」の字が使われていますね。
男の子の印象が強い漢字かもしれませんが、「アキ」や「フミ」の名乗りを使えば女の子の名前も考えられますよ。章子(アキコ)や千章(チアキ)、章穂(アキホ)、章音(フミネ)、章華(フミカ)など女の子らしい響きで使われます。
「章」はどんな印象をもつ漢字?
「章」という字を目にするとどんな印象を受けるでしょうか。「文章」「楽章」などの熟語から、詩文や音楽に関連した「芸術性」を連想する人もいれば、「1章、2章、……」のように「区切り、まとまり」を連想して「規則正しさ」「勤勉さ」を連想する人もいるかもしれません。また、「勲章」「紋章」「褒章」など、「目印」の意味から「存在感のある」「人より際立った」イメージを思い浮かべる人もいるかもしれませんね。
意味や熟語などから色々な言葉が想起されるので、子供の成長する姿と重ねて様々な連想をしてみましょう。
イメージを活かして「章」に願いを込める
「章」がもつイメージをもとに名前に願いや想いも込めてあげてください。
「芸術性」のイメージからは「文才のある子に」「音楽家になってほしい」と名前を贈ることができます。
「勤勉さ」を活かせば「まじめで芯の通った人になるように」「努力を怠らない子に」と願いを込めることもできますね。古くから名付けに使われてきた「古風」な印象も相まって、より落ち着いた印象を与えてくれそうです。
また、「存在感のある」「人より際立った」イメージから「周囲から尊敬される人に成長してほしい」「どんなときも自己主張のできる芯のある人に」と表現することもできますよ。
「章」は字面も左右対称で安定感があり、堅実でぶれない様子を想起させてくれます。漢字がもつ意味を理解して、願いの込もった赤ちゃんにピッタリの素敵な名前を考えてあげてくださいね。
【組み合わせて使われる漢字】
章斗(アキト)
章大(アキヒロ)
章介(ショウスケ)
章平(ショウヘイ)
章真(ショウマ)
章太郎(ショウタロウ) など