の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「玖」は「理玖(リク)」や「美玖(ミク)」など、「ク」の響きに当てて近年名付けに使われるようになった漢字です。「玖」を使った名前は、ランキングにも何度か入っています。ただ、日常生活ではほとんど見かけない漢字なので意味を知らない人も多いと思います。「玖」を使った名付けのヒントになるよう、ポイントをご説明します。

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「玖」漢字の読みや画数の基本情報

画数 7画
音読 キュウ、ク
訓読 -
名乗り き、ぐ、たま、ひさ
意味

1. 黒色の美しい玉のような石
2. 数字の九に代用する

由来/
成り立ち
玉を表す「王」と時間の経過を表す「久」を組み合わせて、時間が経って玉が黒ずんでいく様子を表現している。
説明の
仕方
「王」と「久」を合わせた字

「玖」の意味や由来は?

黒い石

「玖」は日常生活でほとんど見かけない漢字ですね。それもそのはずで、「玖」にはほとんど熟語がありません。漢字を組み合わせて地名に使われたり、カリブ海に浮かぶ島「キューバ」の当て字として「玖馬」と使われたりするくらいです。まれに漢数字の「九」の代わりに使われることもあります。

この「玖」の本来の意味は「黒色の美しい玉のような石」です。これは玉を表す「王」と時間の経過を表す「久」を組み合わせたことに由来します。2つを組み合わせた「玖」は、時間が経ち玉が黒ずんでいく様子を表現しているのです。

「ク」の響きで男女の名前に使われる「玖」

「玖」は「タマ」「ヒサ」「キュウ」などの読みをもつ漢字ですが、名付けで使われる場合にはほとんどが「ク」の響きで使われます。男の子に使うなら、人気の「リク」の響きにあてて理玖や李玖、ほかにも牙玖(ガク)、太玖(タク)のように名前の最後に止め字として使われます。女の子も同様に希玖(キク)や美玖(ミク)など止め字に使われ、さらに玖瑠実(クルミ)や玖実花(クミカ)のように名前の先頭、未玖音(ミクネ)のように中間など、様々な組み合わせが考えられます。

高貴で芯の強さを感じさせる「玖」

「玖」は「黒色の美しい玉のような石」の意味があるので、この特徴をとらえて想像を膨らませると漢字のイメージを理解できます。

「黒色」は「白色」との対比で「暗い」イメージをもつかもしれませんが、「シック」「大人っぽさ」を表現できますし、黒髪の女性のように「清楚」「クール」な印象ともとれます。
また、何色にも染まらない「力強さ」「揺るぎない意思」と考えることもできますね。
「美しい玉=綺麗で上品な玉」の意味と相まって「高貴さ」「芯の強さ」を感じさせてくれる漢字といえます。

「玖」にはどんな願いが込められる?

数ある漢字の中から「玖」を選んで名前に使うのであれば、ぜひわが子なりの願いや想いも込めてあげたいですね。
「高貴」「芯の強い」イメージをもとに「上品で美しい子に育ってほしい」「強い意思で自分の進む道を切り開いてほしい」などが考えられますね。
また、「美しい石」を表すので「輝かしい人生を歩めるよう、自分を磨いていってほしい」と表現することも可能です。
中国では、漢字一字で書ける最大の奇数である「九」を「幸運の数字」と考えていたことから、代用として使われる「玖」に子供の幸せを願うこともできそうですね。

「玖」がもつ意味やイメージを理解して、願いの込もった素敵な名前を赤ちゃんにプレゼントしてあげてください。

【組み合わせて使われる漢字】
牙玖(ガク)
玖(タク)
玖(リク)
玖(リク) など

玖(キク)
玖(ミク)
玖実(クミカ)
玖瑠(クルミ)
玖音(ミクネ) など

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