未の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「未」は「ミ」の響きに当てて名付けに使われる人気の漢字です。字面も左右対称でバランスが良く、昔から様々な名前に使われてきました。一方で、名前を考える際に注意する点もあるようです。「未」がどんな意味をもつ漢字なのか、名付けのポイントをご説明します。
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「未」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 5画 |
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音読 | び、ミ |
訓読 | いま(だ)、ひつじ、ま(だ) |
名乗り | いや、ひで |
意味 | 1. いまだ。まだ
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由来/ 成り立ち |
「木」に横線を一本加えて「枝が生えている木の形」を表した。 |
説明の 仕方 |
未来の未 |
「未」の意味や由来は?
「未」は、「木」に一本横線を加えて「枝が生えている木の形」を表した漢字です。解釈には諸説ありますが、この枝が「小さくてまだ伸びきらず、見えにくい」ため、転じて「まだ…しない」の意味で使われるようになったと言われています。
また、「子・丑・寅…」と続く、十二支の「ひつじ」の意味も「未」はもっています。ただ、なぜ「未=ひつじ」の意味になったかは理由がはっきりしていません。
「未」は名付けに人気の漢字?
「未」は「ミ」の響きに当てられる漢字として、女の子の名前でよく目にすると思います。未優(ミユ)や未羽(ミウ)、真未子(マミコ)、彩未(アヤミ)など、名前の先頭、中間、最後と色々な組み合わせに使えるため使い勝手がよく、字面も左右対称で名前全体のバランスが取りやすい漢字です。
明治安田生命の名前ランキングによれば、2000年代に入ってからは「未来」の組み合わせで「ミライ」「ミキ」「ミク」「ミクル」など、多彩な読み方をさせた名前が人気で何度もランクインしています。
女の子に使われるのが多い「未」ですが、最近では男の子の名前で未来翔(ミキト)や拓未(タクミ)、未希也(ミキヤ)などのように使われることもあります。
赤ちゃんが生まれる年の干支が「未(ひつじ)」年の場合は、例年にも増して男の子、女の子共によく使われるようです。
「未」がもつイメージは?
「未」は「いまだ…ない」という否定を表す意味をもつので、名前に使うことに抵抗がある人もいます。しかし、単に「…ない」と否定を表すわけではなく、「いまだ」と使われていることから「(いまだ…ないけど)これから○○する」と可能性を秘めた漢字にとらえられて名付けに使われているようです。
「未来」という単語が代表的で、ほかにも「未知数」「未開」などのように、若さや将来への可能性、成長、希望を感じさせ、これからに期待を込めたくなる漢字だと考えられます。
「未」にはどんな願いや想いが込められる?
「未」に願いを込めるなら、希望や可能性を活かした願いを込めてあげたいですね。「無限の可能性をもった人になってほしい」「これから多くのことを学んで成長してほしい」と期待を込めることができます。
また、その字形や漢字の成り立ちから「木」「自然」を連想させ、左右対称の「整った」イメージをもつ漢字ともいます。「伸びやかにまっすぐ育ってほしい」という願いを表現することもできますね。
「未」は可能性を表現した漢字です。漢字の組み合わせもたくさん考えられるので、どんな名前にしようか子供の成長に想いを馳せて、素敵な名前をプレゼントしてあげてください。
【組み合わせて使われる漢字】
亜未(アミ)
彩未(アヤミ)
未優(ミユ、ミユウ)
未宇(ミウ)
未帆(ミホ)
真未子(マミコ) など