の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「奏」は、「演奏」「奏でる」などの言葉から「音楽」や「ゆったりとした雰囲気」を想起させてくれる漢字です。字面や響きがいいので赤ちゃんの名前に使いたいと考える人も多いですが、漢字のイメージを膨らませて願いや想いをこめれば、名前がより輝きますよ。「奏」を使った名付けのポイントをご説明します。

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「奏」漢字の読みや画数の基本情報

画数 9画
音読 ソウ
訓読 かな(でる)、もうす
名乗り -
意味

1. すすめる。差し上げる
2. 申しぶみ
3. 奏でる。演奏する
4. 走る。おもむく
5. 集まる
6. 成し遂げる

由来/
成り立ち
漢字上部の「丰(ホウ)」は神様を呼ぶ木の枝を表し、漢字下部の末広がりに「天」の部分は両手でものを差し出す様子を表す。「神様が降りてくるように、ものを差し出す様子」を表している。
説明の
仕方
演奏の奏

「奏」の意味や由来は?

両手

「奏」の字を見て、最初に楽器を「かなでる」と思い浮かべる人が多いと思いますが、本来は「差し上げる、申し上げる」という意味があります。

漢字の成り立ちを見るとよくわかりますが、漢字上部の「丰(ホウ)」の部分は神様が寄ってくる木の枝を表し、漢字下部の末広がりに「天」と書かれている部分は両手でものを差し出す様子を表します。この上下を組み合わせて「神様が降りてくるように、ものを差し出す様子」を表し、「差し上げる」という意味が生まれました。

その後に、神様を待つときに舞い踊る儀礼から、「演奏する、かなでる」という意味もできたといわれています。

男女の名前で人気の「奏」

「奏」は男の子、女の子どちらの名前にも使われます。明治安田生命が発表している名前ランキングによると、2004~2015年の12年間で「奏」を含む名前が男女ともに人気ベスト100に9回ずつランクインしています。

「ソウ」の響きが人気で、男の子なら奏多(ソウタ)や奏輔(ソウスケ)、奏一郎(ソウイチロウ)、女の子なら奏音(ソウネ)などの名前で使われます。

「カナデ」や「カナ」という柔らかい響きも人気があり、男の子なら奏太(カナタ)、奏翔(カナト)、女の子なら奏(カナデ)や奏絵(カナエ)、和奏(ワカナ)と様々な表現ができます。最近では、「カナデ」の頭文字だけとって「カ」と読ませて他の漢字と組み合わせることも。

「奏」は男女それぞれに使われる漢字なので、組み合わせる字は性別がわかりやすいものを選ぶと良いかもしれません。また、「奏」は横線が多く字が詰まった印象になりやすいので、シンプルな字面の漢字を組み合わせたほうがスッキリしますよ。

【「ソウ」の響きをもつ漢字】
」「」「」「」「壮」など

「奏」の漢字のイメージは?

ホール

「奏」がもつ漢字のイメージはたくさんあります。「かなでる」の意味からは楽器を演奏する「優雅な様子」「癒しを与える雰囲気」、また旋律をかなでて空間を満たすことから「調和や調整がとれた雰囲気」が伝わってきます。音楽の側面からみると「芸術に長けている」「プロフェッショナル」なイメージもありますね。

「差し上げる」の意味からは、目上の人に「気が利く細やかさ」も想起することができます。「奏」を名前に含めると、周囲と打ち解け、楽しく遊んでいる姿を想像できますね。

「奏」の意味を名前に込めて

男の子

「奏」の響きや字面が良くて名前に使いたいと考えるなら、すてきな想いや願いを込めてあげましょう。

たとえば「優雅」「癒しを与える」イメージからは「優しく周囲を和ませる存在になってほしい」という願いを込めることができますし、「調和や調整がとれた」「気が利く細やかさ」のイメージからは「人の意見もバランスよく聞き分けられる子に育ってほしい」「細かい部分まで気が利く働き者になってほしい」という願いも込められます。

赤ちゃんを包む幸せな雰囲気と「奏」のイメージを重ねて、素敵な名前を考えてあげてくださいね。

「奏」がつく名前の例

(ソウタ)
(カナト)
(ソウスケ)
奏(ワカナ)

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