聡の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「聡」は「聡明」という言葉から「賢い」印象を受けませんか?音読みの「ソウ」の響きは伸びやかでクールな印象を与え、より一層キリッと締まった印象を与えてくれます。この「聡」を使って素敵な名前を考えられるように漢字の意味や由来、名付けのポイントをご説明します。
更新日:
「聡」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 14画 |
---|---|
音読 | ソウ |
訓読 | さと(い) |
名乗り | あき、あきら、さ、さとし、さとる、と、とき、とし、とみ、のぶ、ふさ |
意味 | 1. 耳が良く聞こえる。賢い
|
由来/ 成り立ち |
旧字体は「聰」。ツクリの「悤」には「慌てる」の意味があり、そこから派生して「スムーズに通る」と連想し、これにヘンの「耳」を組み合わせて「耳にすんなり入って理解する」と変化した。 |
説明の 仕方 |
聡明の聡 |
「聡」の意味や由来は?
「聡」は「賢い」の意味がある漢字です。古くは「聰」と書き、これを「聡」の旧字体といいます。この旧字体から由来を読み解きましょう。
「聰」は「耳」と「悤」に分けられ、「悤」には「慌てる」という意味があります。「慌てる」様子から派生して「動き回る→円滑に進む→スムーズに通る」と連想し、「耳」を組み合わせて「耳にすんなり入って理解する」と変化しました。
ここから「賢い」の意味が生まれたのです。
賢い印象があり、昔から名前に使われる「聡」
「聡」は昔から名前に使われている定番の漢字です。物分かりのよい「悟る」という言葉から生まれた「サトシ」「サトル」という響きでよく名前に使われていました。明治安田生命の名前ランキングによると1960年に「聡(サトシ、サトル)」の名前で9位にランクインしたのが最初で、現在でも一文字名前でよく使われます。
ただ、音読みに「ソウ」があるので、人気の響き「ソウタ」にあわせて聡太、聡大、聡汰などとしたり、漢字を組み合わせて聡一朗(ソウイチロウ)、聡志(ソウシ)と使われたりもします。
女の子であれば聡子(サトコ)や聡美(サトミ)、千聡(チサト)のように縮めた「サト」の響きで使われます。「明らか」から生まれた「アキ」の名乗りを使えば聡菜(アキナ)と使うこともできますよ。
クールな印象を与える「聡」
「聡」からはすぐに「聡明」「賢い」イメージが浮かびますね。この「聡明」なイメージを展開するとさらに漢字の印象が膨らみますよ。
「聡明」な人は「視野が広い」「判断が早い」「相手のことを理解できる」様子も想起できますね。音読みの「ソウ」の響きは伸びやかでどこかクールな印象を与えます。「聡明」な印象と相まって爽やかで好印象を与える漢字といえそうです。
また、「聡」を使った言葉には「聡明叡知(そうめいえいち)」という四字熟語があり、優れた人物になるための4つの徳を表しています。「聡」は聞き分ける能力、「明」は見分ける能力、「叡」はすべてのことに通じる能力、「知」はすべてのことを知っている能力です。
ここから「聡」には「(話を聞いて)自分の意見をもつ」「人間性を磨く」という連想もできます。
「聡」にはどんな願いや想いが込められる?
「聡」に願いや想いを込めるなら、すぐに「賢い人になってほしい」と思いつきそうですね。さらに膨らませたい人は先ほどのイメージを活かしましょう。
「視野が広い」「判断が早い」「相手のことを理解できる」というイメージからは「周囲を見渡し、困った人を手助けできる優しい子に」「しっかりと話を聞き、人の考えを深く理解できるような子に」などが思いつきます。
「自分の意見をもつ」「人間性を磨く」のイメージからは「自分の頭で考え判断を下せる人に成長してほしい」「人間性を磨いて豊かな人生を送ってほしい」などと願いを込めることもできそうです。
「聡」の字について理解は深まりましたか?子供が成長した姿を想像しながら、「聡」がもつ意味やイメージを重ねて、想いの込もった素敵な名前をプレゼントしてあげてくださいね。
【組み合わせて使われる漢字】
聡志(サトシ、ソウシ)
聡亮(ソウスケ)
聡太(ソウタ)
聡大(ソウタ)
聡真(ソウマ) など