の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「ユウタ」「ショウタ」など、最後に「タ」がつく名前は人気があります。この「タ」に当てる漢字で人気が高まっているのが「汰」です。しかし、「淘汰」や「沙汰」などの言葉に使われているので、悪い意味もあるのではと不安になりますね。「汰」を使って素敵な名付けができるように漢字の意味や由来、名付けのポイントをご説明します。

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「汰」漢字の読みや画数の基本情報

画数 7画
音読 タ、タイ
訓読 おごる、よなげる
名乗り -
意味

1. 洗い除く
2. 水で洗って悪い部分を取る
3. 潤す

由来/
成り立ち
ツクリの「太」は「たっぷり量がある」ことを表し、水を表す「氵(さんずい)」が組み合わさって「たっぷりの水」の意味になった。
説明の
仕方
淘汰の汰。氵(さんずい)に太

「汰」の意味や由来は?

水

「汰」は「大波」「洗う」「選び取る」などの意味を持つ漢字で、これらは漢字の成り立ちに由来します。ツクリの「太」は「たっぷり量がある」ことを表し、水を表す「氵(さんずい)」が組み合わさって「たっぷりの水」を表現しています。
そこから「大波」を表すようにもなり、その水を使うことで「洗う」の意味も生まれました。洗って汚れを落とすことで「悪い部分を取り除く→選び分ける」と派生し、「淘汰」はその意味で使われる代表的な言葉です。

止め字として人気上昇中の「汰」

男の子の名前で「タ」の止め字には、「」の漢字が良く当てられていました。しかし、あまりにもよく使われていたので、少し違いを出すために「汰」が使われ始めました。明治安田生命の名前ランキングによると2000年以降、名前に「汰」が使用される頻度は高まり、2010~2015年の間では人気漢字のベスト20に入ったこともあります。
「汰」を含む名前の例も増え、2006~2015年まで10年連続でベスト100にたくさんの名前がランクインする人気ぶりです。

男の子の名前なら優汰(ユウタ)や心汰(シンタ)、可那汰(カナタ)などの止め字によく使われ、他にも汰一(タイチ)や汰央(タオ)など名前の先頭に使われることもあります。
女の子の名前での使用例は多くありませんが、汰恵(タエ)や日菜汰(ヒナタ)のように使われることがあります。「氵」がついているので、男の子っぽい「太」よりも印象がやわらかく、女の子の名前にも使いやすい雰囲気があるようです。

【「タ」の響きをもつ漢字】
」「多」「」「」など

「汰」に悪いイメージはある?

砂金

「汰」には大きく分けて3つのイメージがあります。1つは漢字の成り立ちにある「たっぷりの水」です。そこから、さらに水資源が豊富で「豊かでゆったりとした」様子を連想することもできます。
もう1つは「太」がもつどっしりとした「たくましい」イメージで、最後の1つは「淘汰」や「沙汰」などの言葉に代表される「選び分ける」というイメージです。

「沙汰」の「沙」は「砂」を表し、古くは砂金をとるために「良いもの残し、悪いものを取り除く」ことを意味する言葉でした。そこから裁判などで良いことと悪いことを判断する場面に使われるようになりました。「沙汰」は「警察沙汰」「裁判沙汰」など悪いイメージをもちやすい言葉ですが、「悪いものを取り除く」という本来の意味をとらえると、真面目で誠実な言葉といえます。

良いことと悪いことの判断ができる「汰」

親子

「汰」は「太」の代わりとして名前に使ってみたいと考える人も多いと思います。ぜひ漢字の意味やイメージを活かして願いや想いも込めてあげてください。

たとえば、たっぷりと豊富なイメージからは「これからの人生を実り豊かなものにしてほしい」や、たくましいイメージから「強くたくましく生きてほしい」という願いをこめることができます。「選び分ける」の意味なら「良いことと悪いことの取捨選択をできる人になっている」姿も想像できますね。

「汰」の漢字を使うと、赤ちゃんが選び抜かれて生を受けた喜びを表現することにもつながりますね。「汰」を使った素敵な名前を赤ちゃんにプレゼントしてあげてください。

【よく組み合わせて使われる漢字】
汰(アオタ、ソウタ)
汰(エイタ)
汰(カナタ、ソウタ)
汰(ケイタ)
汰(コウタ)
汰(ショウタ)
汰(ソウタ)
汰(ユウタ)
(タオ) など

汰(ヒナタ) など

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