玲の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
「玲」は「レイ」と読んで、名前に使われる人気の漢字です。ただ、「怜」や「伶」など似たような漢字があり、「レイ」の響きにどの漢字を使うか悩んでいる方もいると思います。「玲」を使って素敵な名付けができるように漢字の意味や由来、名付けのポイントをご説明します。
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「玲」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 9画 |
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音読 | レイ |
訓読 | - |
名乗り | あきら、たま、ほまれ、れ |
意味 | 1. 玉や金属がふれ合って鳴る美しい音
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由来/ 成り立ち |
「令」が「清らかに澄んだ」状態を指し、「王」はもともと「玉」の意味をもつので、「清らかに澄んだ玉」の意味になった。 |
説明の 仕方 |
王様の「王」に命令の「令」 |
「玲」の意味や由来は?
「玲」は「玉や金属がふれ合って鳴る美しい音」を表す漢字です。これはツクリにある「令」が「清らかに澄んだ」状態を指し、ヘンにある「王」はもともと「玉=宝石」の意味をもつことから、「清らかに澄んだ玉」を表し、そこから派生して「玉や金属が触れ合って鳴る美しい音」を意味するようになりました。
また、「美しい音色」の「美しい」という部分を抜き出して、そのまま「透き通るように美しい様子」の意味も生まれました。
名付けで使う場合には、「レイ」の響きに他の「怜」や「伶」などの漢字を候補に挙げる人もいると思います。これらは「令」がもつ「清らかに澄んだ」状態と、ヘンの掛け合わせで少しずつ意味が違います。「怜」は、「忄=心」なので「清らかに澄んだ心」から「賢い」の意味をもつ漢字です。「伶」は「亻=人」なので「澄んだ音色を奏でる人」、つまり「音楽家」を意味します。
同じ「レイ」の響きをもつ漢字でもそれぞれ意味と画数が違っているので、名付けで使う場合にはもっともイメージにあうものを検討してくださいね。
「レイ」の響きで女の子に人気の「玲」
「玲」は「レイ」の響きをもつ漢字のなかでも特に人気があります。明治安田生命の名前ランキングによると2004~2015年の12年間で10回も「玲」を含む名前がベスト100にランクインするほどです。
漢字の意味から、きれいで透き通った様子が想像できるので、女の子の名前で比較的多く使われます。
一文字名前で玲(レイ)、漢字を組み合わせて玲菜(レイナ)や玲花(レイカ)、頭文字の「レ」の響きだけを使って澄玲(スミレ)や玲音(レオン)、絵玲奈(エレナ)など自由に使うことができますよ。
また、男の子の名前にも使われることはあり、玲人(レイト)や玲央(レオ)、玲士(レイジ)など男の子らしい漢字と組み合わせる例が多いようです。定番の「レイ」以外にも「アキラ」の名乗りがあるので、男の子に一文字で玲(アキラ)と使われることもあります。
透き通って曇りのない「玲」
「玲」は「透き通った」「美しい」など、素敵なイメージを想起させます。このイメージは四字熟語にも転用され、「八面玲瓏(ハチメンレイロウ)」という熟語があります。どこからどう見ても澄んでいて曇りがない様子を表しています。
「玲」を名前にもつ子は、美しい容姿と素直な心をもって成長する姿をイメージさせてくれますね。
「玲」で心が綺麗な子に育つように
「玲」の漢字がもつ意味から「容姿の美しい人」や「美しく内面も綺麗な子」に育ってほしいという願いを込めることができますが、そのほかにもイメージを膨らませて素敵な願いを込めてあげられます。
心に曇りがなく「素直」なイメージから「誰とでも仲良くなれる子に」「人に恵まれる人生を」という想いを表現するのも素敵ですね。
「玲」がもつ透き通ったきれいなイメージを活かし、素敵な名前を考えてあげてくださいね。