の意味は?名付けのポイントを徹底解説!

「家族の絆」「夫婦の絆」「親友との絆」など、「人と人とのつながり」を強く感じさせる「絆」。その印象の良さから「名前に使ってみたい」と考えている人も多いと思います。「絆」を使った素敵な名前を考えられるように、一字でどんな意味をもつのか、「キズナ」以外に読みはあるのかなど、名付けのポイントを解説します。

更新日:

「絆」漢字の読みや画数の基本情報

画数 11画
音読 ハン、バン
訓読 きずな、ほだ(す)
名乗り -
意味

1. きずな。ほだし
2. ほだす。つなぐ。つなぎとめる

由来/
成り立ち
「半」は牛を表し、これに「糸」を合わせて「牛をつなぐ縄」を表現したのが「絆」。
説明の
仕方
「きずな」

「絆」の意味や由来は?

絆

「絆」は「きずな」と読んで「物をつなぎとめるもの」を表します。ここから、人と人をつないで「家族の絆」などと使われるんですね。しかし、漢字ができた約3000年前は別の意味で使われていました。

もともと「絆」は、「牛や馬などの足をつなぐ縄」の意味がありました。これはツクリにある「半(ハン)」が同じ響きをもつ「攀(ハン)」に通じて、「攀」の「つなぎとめる」の意味をもつようになったとする説や「半=牛」を表すとする説などがあり、これに「糸」を合わせて「(牛を)つなぐ縄」を表現したことに由来します。後に「つなぐ」の意味を人に当てはめて使うようになったわけです。そのため、「牛をつなぎとめる」様子から派生して「自由を束縛するもの」という少しネガティブな意味も「絆」にはあります。

「絆」は名前に使える漢字?どんな名前が考えられるの?

「絆」は、2004年から名前に使えるようになった漢字で、2010年に明治安田生命の名前ランキングにランクインするなど、徐々に人気が増している漢字の1つです。2011年の震災以降、使用頻度はより一層増えているともいわれています。
一文字名前の「絆(キズナ)」は男の子、女の子どちらの名前に使われますし、音読みの「ハン、バン」の響きで男の子に絆太(ハンタ)、絆里(バンリ)、女の子に絆那(ハンナ)といった使用例も見られます。また最近では、「キズナ」の読みの頭文字だけをとって男の子なら和絆(カズキ)や大絆(ダイキ)、雄絆(ユウキ)など、女の子なら沙絆(サキ)や夏絆(ナツキ)、美絆(ミキ)などと、「キ」の響きで使われることもあるようです。

深い信頼や強い結束を連想させる「絆」

「絆」は「人との強い繋がり」を表すことから「友情」「信頼」「思いやり」などの前向きなイメージを連想させる漢字です。一つ一つの出会いを大切にする「律儀」「誠実」な様子が思い浮かびますね。
内部から発する相手への「敬いの気持ち」とその気持ちが生み出す「信頼」「結束」「チームワーク」といった深い関係性を表現できる漢字です。

「絆」にはどんな願いを込められる?

多くの人が「つながり」や「結束」を連想する「絆」は、願いや想いも込めやすい漢字です。
シンプルに「周囲の人を大切にして生きてほしい」「一つ一つの出会いに感謝してほしい」と願いを込められそうです。
そのほかにも「相手への敬いの気持ち」を表現して「何事も誠実に向き合ってほしい」「礼儀を忘れないでほしい」と考えることもできますし、「信頼」「結束」などのイメージをもとに「仲間と協力して素晴らしい人生を」「誰からも信頼される素敵な人格の持ち主に」と願いを込めることもできます。

「絆」は強い結びつきを表す漢字です。その印象をもとに素敵な願いを込めて、赤ちゃんに名前を贈ってあげてください。

【組み合わせて使われる漢字】
絆(カズキ)
絆(ダイキ)
(ハンタ)
(バンリ)
絆(ユウキ)

絆(サキ)
夏絆(ナツキ)
(ハンナ)
絆(ミキ)

おすすめ記事

画数から探す

  • 21画
  • 22画
  • 23画
  • 24画
  • 25画
  • 26画
  • 27画
  • 28画
  • 29画

読みから探す