漣の意味は?名付けのポイントを徹底解説!
明治安田生命の名前ランキングで2006、2007年に男の子の名前でランクインした「漣」。「連」が含まれていることから、何となく「レン」の読みは分かりそうですが、普段の生活で見かけない漢字なので、どんな意味をもつのか気になりますね。「漣」を使って願いの込もった名前を考えられるように意味や由来、名付けのポイントをご紹介します。
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「漣」漢字の読みや画数の基本情報
画数 | 14画 |
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音読 | レン |
訓読 | さざなみ |
名乗り | なみ |
意味 | 1. さざなみ。小波
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由来/ 成り立ち |
海が小さな波を起こす様子を、水を表す「氵(さんずい)」と、連なるの意味の「連」を組み合わせて表現した |
説明の 仕方 |
氵(さんずい)に連続の連 |
「漣」の意味や由来は?
「漣」は「さざなみ」の意味をもつ漢字です。「さざなみ」とは「細かに立つ波、小さな波」のことで、一般的には「小波、細波」と書いて「さざなみ」と読ませることが多いです。
この漢字の成り立ちはシンプルで、海水の揺れが連なって小さな波を起こす様子を、水を表す「氵(さんずい)」と、「連」を組み合わせて表現したことに由来します。
ちなみに、日常よく目にするシンニョウは「道」のように点が1つですが、「漣」は点が2つです。点を1つしか打たない「漣」もありますが、それは俗字なので正しくは2個の「漣」だと覚えておいてくださいね。
人気の「レン」の響きをもつ「漣」
冒頭でもお伝えした通り、「漣」は2006、2007年に男の子の名前で明治安田生命の名前ランキングにランクインしています。その背景には「レン」の響きの人気が挙げられます。同ランキングによると、「レン」の響きは2000年以降トップ20前後に入るほど人気があり、その多くは「蓮」の字が当てられていました。友達と名前がカブる可能性が出てきたため、2004年に人名漢字に登録されたばかりの「漣」を使って違いを出そうと考たようです。
また、漢字を組み合わせて漣司(レンジ)や漣斗(レント)、漣太郎(レンタロウ)など、女の子なら絵漣(エレン)や華漣(カレン)のほか、「ナミ」という名乗りもあるので美漣(ミナミ)、真漣(マナミ)、那漣(ナナミ)と使うこともできます。
「漣」はどんなイメージをもつ漢字?
「漣」がもつ「さざなみ」や「涙」は共通して「水」に関係する言葉ですね。「小さな波」や「涙が流れる」光景は「おだやか」で「清らか」、「瑞々しい」様子が連想されるのではないでしょうか。
「レン」の響きはどこかさわやかですし、字面も水しぶきのように点がありカッコよさ、躍動感がありますね。
「さざなみ」と「涙の流れる様子」とあまり多くの意味をもった漢字ではありませんが、「海」などの自然を連想させるさわやかな漢字だといえそうです。
「漣」にはどんな想いが込められるの?
「漣」の字を使うなら、ただ人気の「レン」の響きに当てるのではなく、子供の成長を後押しするような願いや想いを込めてあげたいですね。
「さざなみ」の様子を連想すると、一定のリズムで波立つ音は「穏やかさ」を想起するので「落ち着きのある子になってほしい」「海のように広く穏やかな心の持ち主に」と願いを込めることができます。
また、小さな波を子供にたとえて、「地道な努力を続け、少しずつ成長して影響力のある子になってほしい」と想いを込めることもできますよ。
さわやかな印象を与えてくれる「漣」を使って素敵な名前を考えてあげてくださいね。